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コトタさんの教えて!項羽と劉邦 第118回(最終回)

なた「実は今回が最終回です」

コトタ「えっ!?

    てっきり第120回で終わるのかと思っていました」

なた「これには深い事情がありましてね」

コトタ「118って何か特別な数字なんです?」

なた「あれは第108回を書いてた頃でした。

   "このままだと計画を超えて、文帝編どころか景帝編まで始めてしまう!

    終わりがないってのはそれはそれで読み物として欠陥だと私は思う!

    でも続きが気になるって意見があるのも知ってる……。

    いいや、自分を信じよう。当初の計画通り終わっていいや!!!!"

   と思い、第118回を最終回にすると決めたのです」

コトタ「はい?」

なた「だから"いいや!!!!"ですよ」

コトタ「まさか……?」

なた「118(いいや)です!!!!!!!」

コトタ「……。

    なたさん、早く本編始めてください」

なた(あ、すっごい睨まれてる……)

 

項羽と劉邦

コトタ「あれ?

    このサブタイトルは既に第35回で使ってた様な?」

なた「ほら、その時に最終回の雰囲気って話したでしょう」

コトタ「伏線なのかどうかもよくわからないことしないでください!」

なた「ごめんなさい!!

   さて、前回が紀元前172年で終わったと思うのですが、

   またまた1年飛ばして紀元前170年です」

コトタ「あ、普通に順番に話す流れですか」

なた「いえ、この企画の本編としては最後のイベントですね」

コトタ「相当な大きなイベントになりそうですね……」

なた「うーん……。

   とっても小さなイベントなので期待されると困るんですがね」

コトタ「えっ」

なた「衛将軍の薄昭(薄太后の弟)が自殺させられているのです」

コトタ「何でまた!?」

なた「薄昭が朝廷からの使者を殺したらしくてですね。

   理由が全く不明なんですが」

コトタ「ええ……」

なた「文帝もさすがに自分の叔父を処刑するのは心苦しく、

   酒宴を催して、そこで薄昭に自殺する様に促したのです」

コトタ「いや変わらないんじゃ……」

なた「薄昭は当然ですが自殺しようとはしません。

   そこで文帝は群臣に喪服を着せて哭く様に指示しました」

コトタ「どういう意味があるんですか」

なた「古代中国の葬儀には哭礼ってのがありましてね。

   要するに声を上げて泣いて死者を送る儀礼なのですが」

コトタ「つまり薄昭が死んだ扱いにした!?」

なた「そういうことですね。

   さすがにその状況に堪えた薄昭は遂に自殺したのでした」

コトタ「とっても陰湿だと思うんですが……。

    何故こんなエピソードがこの企画の最後に選ばれたのです?」

なた「いやあ、この企画って"教えて!項羽と劉邦"ですよね」

コトタ「何を今更」

なた「以前、文帝は劉邦に似ているとコトタさんも仰ってましたよね。

   実は項羽にも似てるんじゃないかなって思いまして」

コトタ「ん!?!?!?」

なた「もちろん全部が似てるって意味ではないんですがね。

   韓信が項羽を"婦人の仁"と評したことがあったでしょう?」

コトタ「中途半端で女々しい優しさみたいな意味でしたっけ?」

なた「だいたいそんな感じですね。

   文帝は謙虚で善良な人だったとは思うのですが、

   中途半端な優しさによって劉長を死なせる結果になってますし、

   女々しさから薄昭を処刑せずに自殺に追い込んだわけです」

コトタ「そう言われると確かに……」

なた「あくまで私の個人の見解なので、歴史的評価とは全くズレていますがね。

   文帝は"項羽と劉邦"どちらの性質も持った皇帝だったのでは?

   ってのがこの企画の最終回に相応しい落とし所なのかなーって」

コトタ「最後にそういう仕掛けをしてきましたか……。

    だからサブタイトルが"項羽と劉邦"なんですね」

なた「そういうことです。

   この仕掛けはさすがに第35回では考えてなかったですけどね。

   その頃は第50回ぐらいで終わると思ってましたし……」

コトタ「今第118回ですけどね?」

なた「それは言わないお約束!!

   というわけで本編の内容としてはこれで終わりです。

   この後の文帝や漢王朝のお話はまた別の企画でやるでしょう。

   きっと……」

コトタ「書きたいけど書くのが大変でもどかしいんですね」

なた「その通り……。

   では最終回らしいまとめに入って行きますね」

コトタ「それを言わずにうまくまとめに入ればいいのに……」

なた「そんな技術を私に求めないでください!!

   えーっと、文帝とその息子である景帝の治世を

   後世の人は文景の治と称賛しております。

   秦の苛政や楚漢戦争、匈奴侵攻や粛清祭によって

   めちゃくちゃになった中華の地を安定させ、

   漢王朝興隆の根っこを築いたのが彼らでした」

コトタ「ふむふむ」

なた「景帝の後を継いだ武帝の代に漢王朝は最盛期を迎えましたが、

   晩年には悪政を繰り返してしまい、民衆を疲弊させた君主

   として始皇帝と並び称されます」

コトタ「あらら……」

なた「その後、武帝の曽孫の宣帝が中興の祖と呼ばれ、

   再び漢王朝は息を吹き返したのです。

   しかし宣帝の次代、元帝の皇后である王氏一族が権勢を振るいました。

   それが結果として王莽の台頭に繋がるのです」

コトタ「それってもしかして?」

なた「そう、王莽は帝位を簒奪し新王朝を築きました。

   そして文帝の末裔である光武帝によって漢王朝は再興し、

   約200年後に曹操や劉備が天下を争う三国志の時代に入るのです」

コトタ「"項羽と劉邦"の時代は三国時代の400年前って認識でしたので、

    かなり遠い昔の話って印象でしたが、

    まとめて聞くと物凄く近く感じるんですね!!」

なた「個人的にも綺麗にまとめられたんじゃないかなって思います!!!」

コトタ「いい感じですね!!」

 

あとがき

なた「くぅ〜疲れましたw これにて"教えて!項羽と劉邦"は完結です! 
   実は、FCメンバーに話を持ちかけられたのが始まりでした。 
   本当は元々やろうと思ってた企画なのですが← 
   ご厚意を無駄にするわけにはいかないので本気で挑んでみた所存ですw 
   以下、始皇帝達のみんなへのメッセジをどぞ」


始皇帝「みんな、見てくれてありがとう。
    ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど……気にしないでね!」 


項羽「いやーありがと! 
   俺の強さは二十分に伝わったかな?」 


劉邦「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいな……」 


呂雉「見てくれありがとな! 
   正直、企画中でやった私の暴挙は本当だよ!」 


文帝「……ありがと」ファサ 


始皇帝・項羽・劉邦・呂雉・文帝・なた「皆さんありがとうございました!」

 

コトタ「いや、あの……。

    7年前のコピペ改変はさすがにわからない人も多いんじゃ……。

    劉邦と文帝の台詞は元ネタそのままですし……」

なた「わからない人にはただ痛いだけの"あとがき"になってしまいますが、

   それはそれで面白いかと……」

コトタ「いいのかなぁ……」

なた「こんな終わり方でも"いいや!!!!"」

 

コトタさんの教えて!項羽と劉邦・完

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