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コトタとなたふぇるの三国志講座!第1回「三国志とは何ぞや」

コトタ

続けるかどうかわからない新企画!!!

コトタとなたふぇるの三国志講座です!!!!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください

 

なた「ではコトタさんと一緒に三国志講座をやっていくのですが」

コトタ(頷く)

なた「コトタさんは三国志をご存知ですか?」

コトタ「2世紀末〜3世紀末の中国の歴史ですよね」

なた「その通りです」

コトタ「あとは小説の三国志演義」

なた「ええ、演義も三国志のひとつです!」

コトタ「ひとつ?」

なた「えーと三国志は大きく分けて4種類あると考えてます。一般的には2種類ですが」

コトタ「4種類、正史と演義と…恋h」

なた「最後のはまあ置いといて」

コトタ(頷く)

なた「私としては正史、演義、文献、その他創作と4種類に分けております」

コトタ「一般的な2種類というのは正史と演義、もしくは正史+文献と演義+その他創作ということですね」

なた「はい。それぞれ説明していきましょう」

 

正史とは?

なた「まずは正史ですが、これは歴史書です」

コトタ「確か陳寿が作者」

なた「はい。晋代に成立し紀伝体形式で書かれたものです」

コトタ「紀伝体?」

なた「簡単に言うとひとりの人物ごとに”紀"や”伝”というものが立てられ、

   その人物がどんなことをしたか書かれているのです」

コトタ「年表みたいな感じではないのですか?」

なた「そういうのは編年体と呼びます」

コトタ「編年体と紀伝体があって、正史は紀伝体ということですね」

なた「正史というのは国家公認の歴史書という意味で使うので、

   三国志以外にも正史はあるのですが、中国の二十四史は全て紀伝体で書かれてます。

   また文献の項目で説明するかもですが、正史ではない歴史書を野史や私史と呼びます」

コトタ「”紀”と”伝”っていうのはなんですか?」

なた「”紀”は本紀のことで、三国志においては皇帝や創始者がしたことをまとめたものです。

   ”伝”は列伝のことで、皇帝以外の人物について書かれてます」

コトタ「だから紀伝体なんですね。

    でも個人ごとに書かれてるなら重複してたり空白があったりでわかりづらいのではないですか?」

なた「確かに全体像は掴みづらいとは思います。

   ただ個人が何をしたかというのが掘り下げられているので、深い部分も知ることができます」

コトタ「何故晋代になってから書かれたのですか?

    史官はどの国にもいたと思うのですが」

なた「中国には断代史という考え方がある為です」

コトタ「また難しい言葉…」

なた「簡単に言えば歴史は次の王朝が書くべきという考え方です。

   王朝が生きている間に歴史書を書いてしまうと、その王朝のダメな部分が書かれないってこともありえますからね」

コトタ「なるほど」

なた「この三国志講座においては正史と言えば三国志のことを指しますが、

   後述します後漢書や晋書も正史ではありますので注意してくださいね」

コトタ「後漢書や晋書を知ってる人はそこらへん理解してると思います」

なた「鋭い」

 

演義とは?

コトタ「次は演義…。

    演義は正史をベースにした歴史小説ですよね」

なた「はい。著者は羅本(字が貫中で、一般的には羅貫中と呼ばれる)という人です。

   正史はもちろんのこと講談や民間伝承で伝えられてきた三国志をまとめて書かれた長編小説ですね」

コトタ「成立は元末〜明の頃でしたっけ」

なた「ですね」

コトタ「そういえば三国志平話というのを聞いたことが…」

なた「よくご存知ですね。

   平話は演義より先に成立していたもので、それこそ講談を本にしたようなものです。

   荒唐無稽なネタ盛り沢山のポピュラーなお話になっています。

   どちらかというとこれはその他創作に含まれますね」

コトタ「演義は平話とはかなり違うのですか?」

なた「演義は小説でありながら、荒唐無稽なネタは少なく、

   民間伝承のエピソードも時折含まれてますが、他の歴史小説と比べても骨太な作品ですね。

   しっかりと黄巾の乱から呉の滅亡まで描かれております」

コトタ「呉の滅亡…演義ベースの作品ってだいたい諸葛亮の死で終わるイメージが強いのですが…」

なた「そうなんです。

   正史は魏を正統とした歴史書ですが、演義は季漢、つまり蜀を正統とした小説です。

   さらに言えば元々は講談で伝わってきたものを本にしている」

コトタ「後半の主役である諸葛亮が死んだら終わりみたいなもの?」

なた「悲しいことにそういうわけですね。

   主役が死んだら講談しても客が寄り付かないのです。だから演義そのものでも諸葛亮死後は早足に進みますし、

   演義ベースの作品では諸葛亮の死を最後にしている場合が多いのです」

コトタ「諸葛亮の死は234年ですから…えーと三国志はまだ46年も続くのに…」

なた「ただ近年、三国志後期も注目され始めてます」

コトタ「えっと某無双ゲームで”晋”勢力ができたとかですね」

なた「はい。そういう点で今後見方が変わってくればな…とは思います」

コトタ「あ、またその他創作の話にしてしまいました、すみません」

なた「いいんです。

   日本における三国志作品の大半が演義をベースにしております。

   なので避けることができない話題というのが事実ですね」

コトタ(頷く)

なた「演義は正史や講談等がベースになっているということでしたが、

   もうひとつベースというかモデルになっているのがあるのです」

コトタ「………?」

なた「えっとヒントとしては羅本が生きた時代ですね」

コトタ「元末…朱元璋ですか?」

なた「はい!元の政権が衰え、長江周辺では三つの勢力が覇を競ってました」

コトタ「三つの勢力…」

なた「張士誠、陳友諒、そして一番勢力としては劣っていた朱元璋。

   また朱元璋には軍師たる劉基という天才が仕えていました」

コトタ「えっと…」

なた「劉基は朱元璋の天下獲り、つまり明建国の功労者です」

コトタ「すごい人なんですね」

なた「そんなすごい人である劉基は陳友諒との決戦で火計を用いて大勝利!」

コトタ「長江、決戦、火計…?あっ!赤壁!」

なた「その通り!

   羅本はこの時の劉基を見て、演義における諸葛亮のスーパー軍師像を作り上げたと言われてます」

コトタ「時代背景というのを考えると面白いものですね」

 

文献とは?

なた「続きまして文献です」

コトタ「それこそ三国志以外の正史、後漢書や晋書ですか?」

なた「はい、その通りです。

   その他にも正史の項目で話すのを完全に忘れていたのですが」

コトタ「えーっと…裴松之?」

なた「コトタさん、なかなか詳しいですね。

   裴松之は三国志に注釈をつけた人ですね。

   そして注釈をつける際にたくさんの文献を引用しております」

コトタ「それらも三国志の時代について書かれた書物ってことですね」

なた「全てをここに書くことはできません。

   また後漢書や晋書、その他文献についてそれぞれを詳しく書くのはやめておきます」

コトタ「まあググれば書いてますしね」

なた「それを言われるとこの記事の内容もググれば書いているのですが…」

コトタ「とりあえず文献は

    三国志の時代について書かれた”史実かどうかは不明だが、フィクションとされていない”書物

    ということでよろしいですか?」

なた「まあそうですね。”史実かどうか”、というより”事実かどうか”が正しいでしょう。

   割りかしトンデモな記述がある文献もあるので…

   ですので平話は文献ではなくその他創作に分類ということです」

コトタ「では後漢書や晋書以外の文献を教えてください」

なた「はい。では一部列挙していきますね。

   上述の通り詳細については文献の名前をググれば出てくると思います。

   また裴松之が注に使ったもの以外も含まれます(裴松之より後の時代の作品)」

 

後漢書、晋書、資治通鑑、魏略、華陽国志、史通、十八史略、世説新語、漢晋春秋、

三国志集解、曹瞞伝、弁亡論、襄陽記、魏氏春秋、魏晋世語、諸葛亮集等々

 

なた「さすがに全部挙げることはできないので極一部です。

   孫盛、習鑿歯、魚豢といった名前も覚えておくといいかもですね」

コトタ「小説とされているものも含まれてるようですが」

なた「確かに世説新語だとかはそうですね。

   史実か?と言われると微妙なラインなものもありますが、文献扱いしてます」

コトタ「近代の作品も文献としてるのですね」

なた「ええ。

   また日本だと加来耕三氏や渡邉義浩氏の作品なんかも非常に参考になると思います

   文献というよりは正史及び文献を元に三国志を解説や評論している凄い歴史家さんです」

コトタ「そういえば先程の3名も歴史家ですね」

なた「そうですね。歴史家が書いたものは正史でなくとも当時を知ることができる貴重な文献でしょう。

   あと史記や漢書等、三国志より前の時代の正史や書物も三国志研究に必要な文献です。

   三国志以前の時代の人物や事象、故事は三国志にもたくさん登場しますのでね」

コトタ「本当にいっぱいあるんですね」

 

その他創作とは?

なた「最後にその他創作についてですが…」

コトタ「恋ひ…」

なた「まあそれも含みます。

   演義以外の三国志創作もの全てということになるので、上述の文献よりも多いです」

コトタ「小説、漫画、ゲーム、アニメ、映画ですね」

なた「はい。

   小説だと吉川英治、柴田錬三郎、陳舜臣、北方謙三、宮城谷昌光(いずれも敬称略)が有名ですかね」

コトタ「演義ベースもあれば正史ベースなのもあるんですね」

なた「です。次に漫画ですが横山光輝が筆頭でしょう。

   俗に”横山三国志”と呼ばれており、日本の三国志ブームの立役者の一角と言っても過言ではないです」

コトタ「名シーン?も多いですもんね。Twitterで画像をお見かけします」

なた「あとは忘れてはいけないのが王欣太の蒼天航路!」

コトタ「ならばよし!!!!!!!」

なた「コトタさん色々と詳しいですね」

コトタ(頷く)

なた「あとはゲームだとKOEI(現コーエーテクモゲームス)のSLG三国志シリーズや三國無双シリーズでしょうか」

コトタ「定番ですね」

なた「その他ソーシャルゲームにおいても三国志を題材にしたものは数多く提供されてますね」

コトタ「恋h」

なた「アニメや映画についてはコレ!といった作品がすぐ思い浮かばないので、

   ググって頂ければと思います」

コトタ「これから三国志を知りたいという方はいきなり正史や演義を読むより、

    漫画やゲームのが取っ付き易いかもですね」

なた「はい!三国志はなんだかんだで歴史ですので、難しいと思われる方も多いです。

   ですので、イケメンだろうが女体化だろうがオカマ于禁だろうが三国志は三国志です!

   自分の好みの三国志創作物を見つけたらそこから三国志にハマればいいと思います。

   歴史を冒涜してる!あんなの三国志じゃない!という方もいらっしゃいますが、

   三国志ファンが増えるのならなんでも大歓迎という姿勢で私は話してます」

コトタ「では私は恋姫m」

なた「その他創作については以上ですね」

コトタ(頷く)

 

 

なた「というわけで、三国志はこれら4種類があり、どれも全部三国志です。

   歴史研究をしたい!物語として楽しみたい!かっこいいキャラで無双したい!

   それぞれ手法は違えど同じ三国志ファンですので、楽しんで三国志を知ってもらえればと思います」

コトタ「今後の三国志講座の予定はどうするのですか?」

なた「えっと…コトタBlogはFF14のサイトではあるので、

   あまり頻繁に三国志記事は書けないと思います」

コトタ「無理やり私を登場させてFF14らしさを出してますもんね」

なた「はい…。ひとりで延々と語る手法より会話形式のが読みやすいかなと思いまして…。

   とりあえず予定は未定ですが、次回以降は正史ベースで黄巾の乱から順番に三国志について語っていきます」

コトタ「今回私はボケ役なのかツッコミ役なのか定まってなかった気がするのですが、今後どうされるのですか?」

なた「では次回をお楽しみに!!!!!!!!」

コトタ「………」

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