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コトタさんの教えて!項羽と劉邦 第5回

コトタ「今回は話が大きく動きそうですね!」

なた「前回の最後でネタバレみたいなものですけどね」

コトタ「スクロールせずともサブタイトル見えてますしね……」

なた「気にせず見ていきましょう!!」

 

始皇帝崩御

コトタ「まあ……そういうことですよね……」

なた「ええ。

   中華で初めて天下を統一し、中華で初めて皇帝を名乗った。

   そんな始皇帝の最期です」

コトタ「いつ頃ですか?」

なた「紀元前210年ですね。

   紀元前246年に13歳の若さで秦王となってから36年、

   紀元前221年に天下統一を果たしてから11年です」

コトタ「長いような、短いような……」

なた「さてさて、始皇帝は最も寵愛していた末子の胡亥、

   そして丞相の李斯、宦官の趙高、そして百官を連れて巡行に出発しました」

コトタ「隠れるのはやめたんですね……」

なた「みたいです。

   ちなみに胡亥は自ら"パパついて行ってもいいー?"と頼んだそうですね」

コトタ「始皇帝の息子なのに馬鹿っぽい……」

なた「始皇帝は巡行の途中で病を発し、どんどんひどくなっていきます。

   そこで始皇帝は趙高に扶蘇宛の手紙を渡しています」

コトタ「扶蘇は反感を買われて北に追いやられた長男でしたね」

なた「その通りです。

   手紙は"俺の葬儀を主催する為に都に戻れ"と言う内容でしてね」

コトタ「自分の死期を悟っていた?」

なた「でしょうね。それ程病状は悪かったのでしょう。

   で、この手紙の重要なところは"葬儀を主催"ってとこです」

コトタ「長男が喪主をやるのは当時でも一般的なのでは?」

なた「それはそうなんですが、手紙を書いたのは始皇帝ですよ。

   つまり扶蘇が事実上後継と認められたってことなんです」

コトタ「ああ、確かに重要過ぎるお話ですね……」

なた「しかし始皇帝の手紙は趙高が保管したままで、

   扶蘇の元には届かなかったのでした」

コトタ「えっ」

なた「かくして始皇帝は7月20日に崩御しました」

コトタ「秦を支えていた絶対的な力が失われた……」

なた「つまり大きな混乱が訪れてしまう、と李斯も考えたのです」

コトタ「焚書を提案した法律大好きの丞相でしたね」

なた「その為、李斯は始皇帝の死を隠すことにし、

   変わらず巡行を続行したのです」

コトタ「さすがにバレるんじゃ……」

なた「バレないように食事も仕事も生きてる時と同じようにさせたんですよ。

   始皇帝の死を知っていたのは李斯以外だと胡亥と趙高、

   そして一部の側近だけでしたし」

コトタ「でもどうしても死臭だけは隠れないのでは?」

なた「そう思いますよね。

   なんと大量の干し魚を車に積ませて誤魔化してるんですよ」

コトタ「臭いを臭いで相殺した!?」

なた「そういうことですね」

コトタ「だとしても、都に帰るまで芝居を続けるのは大変そうですね……」

なた「帰ってからのがもっと大変でしょうけどね。

   ですが、それを大変にしない為の動きが起こっています」

コトタ「大変にしない為……?」

なた「しかし少し長くなるので、次回に回します」

コトタ「わかりました!

    それでは次回の教えて!項羽と劉邦をお楽しみに!!」

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