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コトタさんの教えて!項羽と劉邦 第1回

なた「この企画は割と頭に入ってきやすいかな、

   と思いながら史料をまとめているのですが」

コトタ「八王よりは馴染み深いですものね。

    三国志の人物にも関わってきますし」

なた「八王のが関わりが多いと思いますがね!?

   てなわけで早速本題入りましょうー!」

コトタ「はい!」

 

天下統一

コトタ「サブタイトルの一発目から天下統一ってのもなかなか新しい」

なた「"教えて!封神演義"では周が天下を取りましたが、

   それが紀元前1046年でしてね。

   その後、紀元前770年に周が東西に分裂したことで春秋時代が始まり、

   大国だった晋が3つに分裂した頃(諸説有)からが戦国時代となります」

コトタ「その戦国時代に終焉をもたらしたのが秦」

なた「ええ。

   紀元前221年に始皇帝率いる秦が天下統一を果たしております。

   周の分裂から約550年振りですね」

コトタ「戦国は7つの国でしたっけ?」

なた「小国を除けばそうですね。

   燕、趙、魏、韓、斉、楚、そして秦です」

コトタ「国名でだいたい場所はわかりますね」

なた「中国史に慣れてるとピンと来るでしょうね。

   秦により紀元前230年頃から大遠征が行われ、

   韓→趙→燕→魏→楚→斉の順番に滅びています」

コトタ「そして秦王の嬴政が始皇帝を称した」

なた「春秋時代では各国の君主は楚と呉と越を除けば皆が公を名乗り、周だけが王でした。

   戦国時代ともなると小国も含めて君主が王を名乗り始めていたのです。

   そんな王達を倒したともなれば、これまでの尊号では収まらない、

   と考えるのも当然です」

コトタ「それが皇帝という位なんですね」

なた「三皇五帝を由来として、彼らを超える存在なので皇帝としたのでした」

コトタ「三皇五帝については"教えて!封神演義"の序盤で詳しくやってましたね」

なた「でしたね。

   えーっと、皇帝が何か命令するときに"詔"って言葉が出ると思うのですが、

   それも始皇帝が決めています」

コトタ「八王編ではそれが利用されまくってましたね……」

なた「あと朕って一人称も本来は誰でも使ってたのですが、

   始皇帝が皇帝専用にしています」

コトタ「ほええ……」

なた「つまり中国の皇帝という位の基礎を作ったのも始皇帝なんです。

   諡号を廃止して"始皇帝以降は二世皇帝、三世皇帝にしなさい!"と決めてますが、

   これは続いていません」

コトタ「後漢でも三国でも諡号は健在ですものね。

    献帝(劉協)とか武帝(曹操)とか」

なた「ですです。

   とーーーーっても長くなるので詳しくは書きませんが、

   五行説では秦は水徳でしたので、黒色を最も尊び、

   民衆を黔首と呼んだり、服を黒くしたり、法律を厳しくしています」

コトタ「法律厳しいのは関係あるんですか……?」

なた「詳しく書くと長くなると言ってるでしょう!?」

コトタ「はーい(語りたい癖に……)」

なた「あと戦争の代名詞だった戦車(チャリオット)が廃れた原因の1つ、

   "国によって轍が違う"ってのを統一させたのも始皇帝です」

コトタ「道がガタガタだと使いづらいですものねぇ」

なた「それと度量衡やフォントの統一も始皇帝によるものです」

コトタ「フォントって……。

    度量衡は長さ、容積、重さのことですね」

なた「その通り。

   これにより内政が充実したと言えます」

コトタ「市場を取り纏めている私にはよくわかります。

    長さや量の単位が変わると、租税にも影響しますしね」

なた「他にも臣下から"遠方の地をまとめる為に王を置きましょう?"

   と提案されてますが、李斯(当時は法律官)という人が

   "それが原因で春秋戦国時代みたいな戦乱があったんでしょうが!"と猛反対し、

   始皇帝も"そうだな"と李斯に同意したことで、

   天下は36個(後に48個)の郡に分けられています」

コトタ「封建制から郡県制へ、ですね」

なた「よくご存知で。

   地方分権から中央集権を目指したわけです」

コトタ「その上で強固な法治を敷いた、と」

なた「ええ。

   始皇帝が天下統一後にしたことは他にもたくさんありますが、

   周分裂以後バラバラになってた制度や文化をも統一したってこと

         が一番の功績と言えるでしょう」

コトタ「名前の通り"始"皇帝なのですね」

なた「というわけで今回はここまでです!」

コトタ「はーい」

なた「本当なら今回は始皇帝の波乱万丈過ぎる人生を語ろうと思ってましたが、

   そっちはいずれやるかもしれない"教えて!キングダム"に残しておきます」

コトタ「読んでないのにやる予定なんですね……」

なた「それまでに読んでおきます……」

コトタ「では次回の教えて!項羽と劉邦をお楽しみに!!!」

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