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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第47回

なた「西晋滅亡まであと1年、つまり今回は315年!」

コトタ「司馬炎崩御から25年ですね」

なた「ですねぇ……。

   よく考えたら25年以上の歴史を

   たった5回でまとめられるはずがなかったんです」

コトタ「でも約10倍になるのは計算できてなさ過ぎでは……」

なた「いいんです!!!!」

コトタ「言い訳できないなら始めてください!!!」

 

西晋の滅亡・その8

なた「315年最初のイベントですが、えーっと……、

   劉琨の盟友である拓抜猗廬が西晋から代王に封じられています」

コトタ「この年からだったんですね」

なた「ええ。

   ここで拓抜猗廬が劉琨の側近を貸して欲しいと言いました。

   その側近は拒否しましたが、劉琨が説得しています」

コトタ「借りたくなるぐらい優秀な側近なんですね」

なた「ですね。

   "并州は弱く孤立しており、私も能力なんてない。

    そんな中、劉聡や石勒までいるのに生き延びてこれたのは代王がいたからだ。

    私が我が子を代王に人質として仕えさせてるのは朝廷の恥を雪ぐ為である。

    お前が忠臣でありたいならば、私への小さな忠誠なんて捨てて、

    晋の為に大きな節義を重んじて欲しい。そして并州の為に代王を輔けるのだ"と」

コトタ「ここまで言われたら断れないですね」

なた「劉琨の側近は拓抜猗廬に仕え、政治の中枢を担う腹心になっています」

コトタ「やっぱり優秀だった」

なた「次に漢の青州刺史だった曹嶷のお話」

コトタ「地味に強くて、王弥と協力してた人ですね」

なた「簡単にまとめるとそうですかね。

   その曹嶷が完全に青州を制覇して、10万を超える大軍を擁しました。

   石勒が"曹嶷は青州で独立するつもりです。討ちましょう"と劉聡に上書しましたが、

   劉聡は石勒の勢力がさらに強大になることを恐れ、申し出を却下したのでした」

コトタ「既に石勒は漢軍本隊よりも大きな勢力ですものね」

なた「で、最近小物っぷりが凄い劉聡ですが、

   皇后を3人(上皇后、左皇后、右皇后)にするという暴挙にでています」

コトタ「側室ではなく正室が3人!?」

なた「その内2人は靳準という腹心の娘でしてね。

   周りには当然諌められてますが押し通しています」

コトタ「暗君だなぁ……」

なた「そんな靳準の娘の片方が別の男と不倫したと密告があった為、

   皇后の位から廃され、そのショックで自殺しています」

コトタ「あらら……」

なた「実は自殺したのが上皇后でしてね。

   恐らく劉聡の1番のお気に入りだったのでしょう。

   密告した重臣を逆に恨んでいるぐらいです」

コトタ「劉聡は嫌いというか呆れてしまいます」

なた「続いて最近出てなかった?荊州湘州で蜂起していた杜弢ですが、

   西晋の荊州刺史の陶侃に敗れて死んでいます。

   丞相の司馬睿は皇帝代理権を持っているので、

   杜弢に従った者を全て許しています」

コトタ「荊州を晋が取り戻した、と」

なた「いえ、実はまだ杜曾って人がいてですね。

   大変武勇に優れた人でして、ただ経緯を書くと長くなるので割愛します」

コトタ「杜曾……」

なた「杜弢と同じように荊州で割拠していた勢力だと思ってください。

   ちなみに同じ杜姓ですが、親戚ではないでしょうね。

   杜曾は益州ではなく荊州出身なので」

コトタ「ふむふむ」

なた「陶侃が杜弢を破った勢いで杜曾も攻めましたが返り討ちされています。

   で、話としてはここからが本題。

   本当はここの話スルーしようか悩んだのですがね」

コトタ「お?」

なた「当時、荊州江北の都督だったのが荀の玄孫(孫の孫)

   である荀鵑任靴燭、彼は宛にいました」

コトタ「宛と言えば曹操が張繍にしてやられたとこですね。

    それにしても荀の玄孫がそんなとこにいるとは……」

なた「杜曾は荀鵑守る宛を包囲しました。

   城内は食糧不足に苦しみ、援軍を求めますが包囲があってできません」

コトタ「荀の玄孫ならそこを知略で何とかする!?」

なた「いえ、何とかしたのは来孫です。

   つまり荀鵑了匐,覆鵑任垢ね」

コトタ「ほう……」

なた「荀鵑遼の娘、荀灌です」

コトタ「娘!?」

なた「303年生まれ、この時13歳(数え)です」

コトタ「幼女じゃないですか!!!!」

なた「荀灌は数十人の決死隊を率いて包囲を突破し、

   救援を呼ぶのに成功させています。

   救援が来たことで杜曾の軍は撤退したのです」

コトタ「王異よりも凄い女性がいた……」

なた「この時援軍を率いていたのが周訪という武将ですが、

   319年まで杜曾と戦い続けて最終的に勝利しています。

   杜曾については後々触れる予定もないのでここで話しておきますね」

コトタ「319年……。

    西晋が滅亡しても荊州は荒れ続けてたってことですね……」

なた「周訪は中国史上においても屈指の名将の1人でしてね。

   その辺りを語るとなると司馬睿を中心に王敦やらも

   深く説明しないといけないので、やっぱり割愛します」

コトタ「語りたい癖に……」

なた「いずれ……ですね。

   この企画の最後にも軽く触れるかも知れませんが……。

   というわけで今回はここまでです!」

コトタ「次回も315年が続きそうですね?」

なた「はい!!!」

コトタ「やっぱり!!

    続きは次回の教えて!三国志で!!」

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