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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第27回

なた「史書にこんな言葉が残っています」

 

匈奴の地に劉邦や曹操にも劣らない英雄を生み出したことは、

この人を恨むべきなのか、それとも歴史を恨むべきなのか。

なんと晋王朝の連中の情けないことよ。

司馬氏はみんな羞じて死ね!!!

 

コトタ「いきなり激しい言葉ですね……。

    八王の乱の経緯を見てる限り、言い過ぎとも言えないのが悲しいですが……」

なた「というわけで、今回からはこの劉邦や曹操にも劣らない英雄についてのお話です」

コトタ「匈奴ということは北方の異民族ですね」

なた「ですね。

   では見ていきましょう」

 

北の英雄

なた「コトタさん、三国志にも登場する呼廚泉ってわかりますか?」

コトタ「匈奴のボスで曹操と戦った人でしたっけ?」

なた「ですです。

   匈奴のボスは単于と言うのですが、わかりづらいので以後ボスで統一しましょうかね」

コトタ「はーい」

なた「話を戻しまして、呼廚泉の兄が於夫羅で、於夫羅の息子が劉豹です」

コトタ「あ、誰かわかりました。

    その劉豹の息子が冒頭の言葉で英雄とされている劉淵ですね」

なた「そう言えば蔡文姫の回で知ってましたね!!!(書いてて"設定"を思い出した)」

コトタ「それにしても於夫羅の子が何故劉姓なのです?」

なた「匈奴は漢民族と比較的友好関係にあってですね。

   例えば前漢元帝代だと王昭君という女性が匈奴のボスに嫁いでるのです。

   その為"漢と匈奴は親戚だから"と劉姓を名乗ったわけです。

   それの最初が劉豹なんですけどね」

コトタ「歴史は深かった……」

なた「劉淵は10代前半で人質として洛陽に来ているのですが、

   司馬昭にも大変評価されています。

   文武両道で、漢民族の文化にも造詣が深かったそうです」

コトタ「さすが劉淵」

なた「劉淵は南匈奴、つまり并州出身なのですが、

   魏の重鎮である王昶と同郷でしてね」

コトタ「確か……魏の南方司令官やってた人ですね」

なた「その通り。

   で、その王昶の息子の王渾は劉淵ファンでして、

   司馬炎に会う度に劉淵を推薦していた程なのです」

コトタ「ファンって……」

なた「司馬炎も直接劉淵に会っていますが、父同様に評価しています」

コトタ「さすが劉淵(2回目)。

    というかこの企画を見てからだと、

    司馬炎に"あんたがしっかりしてないから!"と怒りそうになります」

なた「気持ちはわかりますが落ち着いて!

   まだこの頃呉は滅びていないのですが、

   "劉淵を送れば呉なんてすぐ征伐できますよ!"と言われています。

   さらに涼州で暴れていた禿髪樹機能で朝廷が悩んでた頃にも、

   "劉淵に匈奴を支配させれば樹機能なんて瞬殺っす"という声も挙がっています」

コトタ「さすが劉淵(3回目)」

なた「いずれの提案も"呉や涼州が劉淵のモノになっちゃうだけですよ"

   と批判意見も多く却下されています」

コトタ「それぐらいの大物だって認知されてたってことですものね」

なた「ですね。

   また懐かしい名前ですが、司馬攸も劉淵の才能は認めていましてね。

   ただ危機感のが大きかったのでしょう。

   "早めに劉淵は殺しておかないと并州を失いますよ"と司馬炎本人に上表していますが、

   劉淵ファンが"ダメ!!!!"と庇っております」

コトタ「王渾って言ってあげてくださいwww」

なた「279年に劉豹が亡くなっているのですが、そこで匈奴のボスの位を継いでいます。

   また劉豹が西晋から与えられていた官職も引き継いでいますが、

   そのまま匈奴本国には戻ってはいません」

コトタ「劉豹って確か195年に蔡文姫を側室にしてるんですよね?

    つまり、その時に若くて15歳だとしても享年100歳近いのでは……」

なた「長生きですよねぇ。

   さて、劉淵に戻りますが、司馬炎が崩御し、

         楊駿が権力を握った時代にも重要視されてたのでしょう。

   将軍位や官職を与えられ、列侯もされています」

コトタ「さすが劉淵(4回目)」

なた「しかし300年に匈奴のとある部族が国境の外に逃げた事件が起こり、

   連帯責任で劉淵は官職を剥奪されています」

コトタ「それを決めたのは賈南風か司馬倫か……」

なた「どっちかわかりませんがその頃ですね。

   少しして司馬穎(司馬衷の弟)のいる鄴に移っており、

   司馬穎の配下として官職を得ています」

コトタ「まともだと思ったらまともじゃなかった人ですね……」

なた「ええ。

   果たして劉淵は司馬穎の元でどう動くのか!?

   今回はここまで!!!」

コトタ「いや司馬穎の結末知ってますから……。

    それでも次回をお楽しみに!!!!」

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