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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第21回

なた「では永嘉の乱編を続けたいと思います」

コトタ「前回は益州のお話でしたね」

なた「はい。

   斉万年の反乱が原因で大量の飢民が益州に流れ、

   その飢民を率いていた李特兄弟が主役って感じです」

コトタ「ふむふむ」

なた「それでは本編いきましょー!」

 

成漢の誕生・その2

なた「さて飢民まみれの益州ですが、刺史の趙廞が解任されまして」

コトタ「賈南風の姻族だから、でしたね」

なた「ええ。

   新任として耿騰が益州の政治を行う太城に入ろうとしますが、

   趙廞は城から出ようとしません」

コトタ「では耿騰はどこにいたのです?」

なた「少城っていう成都の政治を行うとこですね。

   益州と成都は都道府県と政令指定都市の自治体の関係だと考えればいいかと」

コトタ「わかりやすい」

なた「耿騰が"飢民が残っていると涼州の災いが益州でも起こるだけです!"と何度か上表してましてね。

   それを趙廞が知った為に恨まれています」

コトタ「趙廞の独立には李特兄弟や飢民が必要ですものね」

なた「陳恂という耿騰の部下が

   "今太城に入っても危ないだけなので、少城にいましょう。

    他の地域に救援を求め、せめて西夷校尉の陳総殿が合流するまで待つべきです!"と提言しますが、

   耿騰はそれを無視しています」

コトタ「この企画、他人の話聞かない人多過ぎでは……」

なた「というわけで趙廞に攻められて耿騰は殺されています。

   耿騰の部下は皆逃げ出しましたが、陳恂だけは自ら後ろ手に縛って趙廞に出頭してます」

コトタ「忠臣でしょうか……」

なた「そして耿騰の遺骸の回収を申し出ているのですが、

   趙廞は"その態度気に入った!"ということで許可しています」

コトタ「陳恂みたいな忠義溢れる人って好きです」

なた「余談ですが魏皇室に忠義を尽くした陳泰(陳羣の息子)の息子の名前が陳恂なんです」

コトタ「そこで繋がるんですか!?」

なた「いえ、陳恂は咸熙(魏最後の元号)より前に亡くなっているはずなので、同姓同名の別人ですね」

コトタ「本当に余談だった!!!」

なた「では話を戻しまして、耿騰を倒した趙廞ですが、

   今度は先程台詞で登場した西夷校尉の陳総を攻撃しようとします」

コトタ「耿騰と合流する予定だった武将ですね」

なた「ですです。

   陳総は軍を進めてるところで趙廞の反乱を知ったんですがね。

   側近の趙模に急ぐように進言されたのですが

   "あいつらは争ってたけど俺は関係ないだろ?"と進軍速度は上げませんでした。

   "いやいや益州を完全に奪う為に趙廞はあなたを狙います!

    戦わないと殺されるだけですよ!!"と趙模はさらに追い立てますが

   陳総は取り合いませんでした」

コトタ「また他人の話聞かない人だ……」

なた「のんびりしていた陳総軍は趙廞軍に攻撃され総崩れ。

   陳総は軍を捨てて単身逃げ出しました。

   趙模はそんな状況でも陳総の服を着て軍を指揮しましたが戦死してます」

コトタ「馬鹿なトップと真面目で忠義厚い部下がセットなんですか……?」

なた「趙廞は趙模の首級を見て"こいつ陳総じゃねえ"と気付き、

   すぐに捜索して殺させています」

コトタ「これで趙廞の邪魔者は益州からは消えた?」

なた「ええ。

   趙廞は大将軍・大都督・益州牧を自称しています。

   益州各郡県の役人を再配置し、改元まで行っています」

コトタ「皇帝気分ですか……」

なた「李特の弟である李庠に軍権が与えられ、益州と関中を結ぶ道を封鎖しています」

コトタ「漢中辺りですか」

なた「ですね。

   李庠自身が武勇に優れ、人望も厚く、さらにその軍は規律を守り整然としていました。

   為に趙廞は"あいつは警戒せんとな……"と考えていました」

コトタ「何で!?頼りになるじゃないですか!」

なた「本来はそうなんですけどね……。

   趙廞の側近である杜淑と張粲がこう言っています。

   "益州をまとめてまだ日が浅いのに、新参の李庠を重用しているのはよろしくないですよ。

    きっと李庠は我々を裏切って攻めてきます。それより前に対策を考えなくては"と」

コトタ「わかりやすい讒言!!」

なた「ある日、李庠が趙廞に面会した際に

   "西晋はもうだめです。蜀で皇帝になって天下を平定しましょう!"と提案しました。

   趙廞はこの言葉に憤慨して李庠を処断したのでした」

コトタ「何でそうなるのーーーー!?」

なた「趙廞は"李庠は許さないけど、他の兄弟は悪くないから何もしないよ!"と宣言し、

   李庠の遺骸を李特ら兄弟の元に送っています」

コトタ「いやいや……」

なた「果たして李庠を殺された李特兄弟はどう動くのか!!

   次回に続きます!!!」

コトタ「はーい!

    次回また会いましょう!」

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