November 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第20回

なた「前回で八王の乱が終わり、今回は記念すべき第20回!」

コトタ「5回にまとめるつもりとか言ってませんでしたっけ……」

なた「全然でしたね……。

   というわけで今回からは八王の乱の裏で起こり、

   西晋滅亡に直接繋がったもう1つの乱、

   永嘉の乱編を始めたいと思います!!!!」

コトタ「タイトルはそのまま継続なんですね」

なた「まあ八王からの流れで読んで欲しいですしね。

   当初の予定通りこのまま続けます」

コトタ「はーい」

 

成漢の誕生・その1

なた「前回申した通り歴史を少し戻したいと思いますが、

   296年のお話です」

コトタ「賈一族が権力を握っていた頃ですね」

なた「ええ。なんか懐かしく感じますね。

   まず西方の異民族であった氐族のボスである斉万年が反乱を起こして、

   皇帝を自称するまでに至っています」

コトタ「いきなりパンチありますね」

なた「西晋はこの反乱に対して、梁王の司馬肜(司馬昭の弟)を討伐に向かわせました。

   そしてその軍にいたのが周処という将軍なのですが」

コトタ「周処……?」

なた「曹休に偽装投降をして罠にはめた呉将の周魴の息子です。

   曹休はこの敗戦のショックで亡くなっています」

コトタ「さりげなく大物!?」

なた「結構好きな人物ですのでマイナー武将編でいずれ語るかもです。

   さて周処ですが、西晋では御史中丞になってましてね。

   所謂監察するお仕事をやっていたのですが、

   司馬肜が罪を犯した際に周処は容赦なく取り調べをしてます」

コトタ「相手は皇族……ですよね……」

なた「だからこの反乱の武将に選ばれたのです。

   簡単に言えば"死にに行け"ってことです」

コトタ「ひどい……」

なた「実は周処は以前涼州で太守をしていたのもあって、斉万年とは旧知でしてね。

   "もし周処殿が大将なら俺らは負けるだろう。

    だが周処殿が副将ならば使いこなせる将軍なんておらぬ"と斉万年は言っています」

コトタ「大将は司馬肜……」

なた「というわけで数万を超える斉万年に対して、

   援軍もない5000の兵で突撃した周処は戦死したのです」

コトタ「後味悪いですね……」

なた「ちなみに斉万年の反乱は299年に斉万年が殺害されて終息しています」

コトタ「ん……?

    じゃあ何でこの話をしたのです?」

なた「この斉万年の反乱が原因で、涼州には十数万の飢民が溢れてしまい、

   彼らは食を求めて漢中の地へ移住したのです」

コトタ「漢中は大混乱ですね?」

なた「ええ。

   その為、漢中の役人は朝廷に

   "十数万の飢民なんて漢中だけじゃ無理です!巴蜀なら食糧いっぱいありますし移住させていいですか!?"

   と上書していますが、却下されています」

コトタ「ひええ……」

なた「朝廷はさらに役人の李宓を漢中に派遣し、

   飢民の慰撫と共に巴蜀入りしないように監視する役目を与えました」

コトタ「ふむふむ」

なた「そしてこの飢民を率いていたのが李特とその兄弟でした。

   ちなみに氐族出身なので異民族です。

   飢民が李宓に賄賂を渡して朝廷に上表をさせているそうですが、

   恐らく李特兄弟らが資金源だったのでしょう」

コトタ「ほほうー」

なた「"やっぱり漢中だけじゃ無理ですね。荊州に送るにも船がないですし、

    益州に送ってこの問題を解決させるべきでしょう"と伝えています」

コトタ「言ってることはさっきと変わらないような……」

なた「すると朝廷は"仕方がないなぁ"と飢民の巴蜀移住を許可したのです。

   李特は飢民らを連れて剣閣に至ったのですが、そこで蜀の地を見下ろし、

   "この様な土地を持っていながら劉禅は捕らえられたのか?アホ過ぎないか?"と呟いたそうです」

コトタ「そこまで言わなくても……」

なた「ちなみにこの頃の益州刺史は趙廞という人だったのですが、賈南風の姻族なんですね。

   でも都では賈南風が処刑されてしまって、解任されたのです」

コトタ「つまり今は300年頃ですね」

なた「ですです。

   趙廞は"いっそのこと劉備みたいに益州で独立するか!"と考え、

   まず官庫を開けて流れてきた飢民に分け与えたのです」

コトタ「割と良い人?」

なた「まあ……してることだけで言えば……?

   で、李特兄弟らは趙廞に近づき、武勇を認められて側近となったのでした」

コトタ「ふむふむ」

なた「さて李特兄弟や趙廞はどうなるのか!

   次回に続きます!」

コトタ「では次回の教えて!三国志で会いましょう!」

pagetop