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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第13回

なた「前回はえーと、兄弟対決そのものは兄が優位。

   でも張方の逆水攻めによる水不足が影響しているのもあって、

   ぐだぐだと戦争は続いている感じでしたね」

コトタ「司馬乂(司馬衷の弟)、頑張って!!!」

なた「じゃあ司馬乂がどうなったか見ましょうか」

 

東海王、乱入

コトタ「東海王……。

    司馬越でしたっけ?」

なた「ですです。

   改めて説明すると司馬懿の弟である司馬馗の孫です」

コトタ「確か司空をやってて、司馬冏に帰国を勧めてましたね」

なた「はい。

   そんな司馬越は洛陽の食糧事情や大混乱振りを見て思ったのです。

   "このままだと司馬乂には勝ち目がないな"と」

コトタ「司馬乂の味方をしてくれるんですね!」

なた「いいえ。

   司馬乂を捕らえて金墉城に幽閉しています」

コトタ「ええ……」

なた「司馬衷が幽閉する詔を出しましたしね……。

   まあ司馬越が無理矢理出させたんでしょうけど」

コトタ「やっぱ暗愚な皇帝なんですね!!!馬鹿!!!」

なた「司馬乂はここで上表しています」

コトタ「お?反撃ですか!?」

なた「"私は死を恐れてはいません。今私が死ねば国は安定するでしょう。

    しかし私の死を喜び、悪人が陛下を脅かすのを恐れているのです"と」

コトタ「あくまで国に忠誠を尽くしてるんですね……」

なた「司馬乂がいなくなったので戦争は終わりです。

   洛陽の城門は開かれたのですが、この時点で張方の軍はどうだったと思います?」

コトタ「撤退を考えるぐらいだったんでしたよね」

なた「そうです。

   とても士気が低い状態だったので、洛陽の将兵は

   "司馬乂様を救い出して、再び対抗しよう!"と考えたのです」

コトタ「おおおお!いい展開ですね!」

なた「"そんなことされたら困る!"と司馬越は司馬乂を殺そうとします」

コトタ「余計なことしないで!!!」

なた「司馬越の側近が"王自ら動かなくとも勝手に殺されますよ"と進言します」

コトタ「司馬乂を誰か助けてあげて……」

なた「司馬越は張方に"司馬乂は金墉城にいるよー"と連絡し、

   翌日張方は金墉城から司馬乂を連れ出し、自分の陣で焼き殺しています」

コトタ「うわぁ……」

なた「自分の無実を叫ぶ司馬乂の姿に涙を流さない者はいなかったそうです。

   それは張方軍の将兵もそうでした」

コトタ「だって良い人ですもん……」

なた「司馬乂は洛陽の東に埋葬されましたが、誰も怖がって葬儀をしませんでした。

   司馬越や張方らに睨まれるのを恐れたのです」

コトタ「うう……」

なた「ただ昔、司馬乂に仕えていた劉佑だけは葬儀を執り行い、

   大声を挙げて泣いたそうです」

コトタ「劉佑は大丈夫だったのです?」

なた「忠義の士であると評価されて許されていますね」

コトタ「良かった……」

なた「八王は皆、権力争いを繰り返し、

   西晋を滅ぼしたきっかけになったということで叩かれることが多いのですが、

   この司馬乂だけは忠臣であり続けた事実があるので、

   そういう評価はほとんどありません」

コトタ「後世でしっかり報われたのですね……」

なた「ええ。

   さて、ここまでで八王の内5人が亡くなりました」

コトタ「残りは司馬穎、司馬顒、司馬越ですね。

    って3人とも期待できないんですけど!?!?」

なた「ですよねー……。

   では続きは次回としましょう」

コトタ「はーい。

    次回また会いましょうーー!」

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