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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第11回

なた「前回で遂に司馬冏が消えました」

コトタ「あまりにもひどいので司馬攸の息子だってことを忘れそうになってました。

    よく考えると、司馬昭が司馬攸を後継者にしていたとすれば、

    司馬冏の時代にぐだぐだになった可能性があるってことですよね……」

なた「その場合はまた違ったかも知れませんがね。

   皇帝と皇族ですし」

コトタ「どうなるのか興味深いです」

なた「確かに。

   では今日の本題へ行きましょう」

 

司馬穎も結局は司馬氏だった

コトタ「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

なた「前回、司馬冏を処刑した司馬乂(司馬衷の弟)が朝廷の第一人者となっています」

コトタ「その流れは……」

なた「しかし司馬乂は他の司馬氏と違って、身勝手なことをせずに、

   政治の決定は司馬穎(司馬衷の弟)に裁可を仰いでいます。

   それに司馬衷を軽く扱うこともなかったので、人望を得ています。

   儒教にも造詣が深く、賢いタイプでした」

コトタ「あ、まともだ」

なた「一方の司馬穎なんですがね。

   以前少し触れたように、人情には厚いみたいですが、教養がないのです。

   文字が読めなかったそうですし」

コトタ「ほほう?」

なた「独裁政治を行う司馬冏と比較されたことで、身を引いた司馬穎は人望を集めたり、

   一度は後継候補にも挙げられたのですがね」

コトタ「でしたよね」

なた「で、何度も司馬衷の弟と表現してましたが、司馬乂と司馬穎は異母兄弟です。

   司馬乂の母は審美人、司馬穎の母は程才人です」

コトタ「どっちが兄です?」

なた「司馬乂です。

   そして母親の序列で言っても美人>才人なので、司馬乂が上です」

コトタ「司馬穎は兄にコンプレックスがありそうですね……」

なた「あったでしょうね。

   司馬乂は儒教の考えで動いていたので、

   皇帝以前に兄である司馬衷を輔弼するのは当然なのです。

   しかし教養のない司馬穎はそう考えませんでした」

コトタ「まともな司馬氏だと思ってたのに……」

なた「司馬穎はこれまでの功績で驕り、身勝手を始めます。

   それにより朝廷は司馬冏の時代以上に混乱してしまうのでした」

コトタ「ええ……」

なた「でもまともな兄、司馬乂が朝廷に残ってますよね」

コトタ「うんうん」

なた「案の定ですが、司馬穎は権力を自分だけのものにしたくなり、

   司馬乂が邪魔になったのです」

コトタ「その流れになりますよねーーーー」

なた「さらに舞台を西に移して、長安にいた司馬顒なのですが」

コトタ「そっちも出てくるんですか!?」

なた「司馬冏の罪状を上書した時の司馬顒の魂胆としては、

   呼応した司馬乂が司馬冏に負けて殺され、それを大義名分にして攻め入り、

   司馬衷を廃位にした上で司馬穎を皇帝に即位させて、

   自分が宰相として権力を掌握したい、ってものだったんです」

コトタ「なんかデジャブが……」

なた「司馬遹が同じような策謀の道具にされましたね。

   そっちは成功しましたが」

コトタ「しかし司馬乂はうまくやってしまった」

なた「なので司馬顒は不満に思っていました」

コトタ「司馬氏って一体なんなんでしょう……」

なた「司馬乂もさすがに馬鹿ではないので、皇族らが何かしようとしてるのは察知します。

   司馬顒と司馬穎が司馬乂を襲撃したり暗殺しようとしますが失敗してるんですね」

コトタ「あからさまじゃないですか」

なた「襲撃してきた部下が司馬顒の腹心である李含って人達だったんですけど、

   司馬乂は彼らを捕らえて処刑しています」

コトタ「司馬顒は怒る?」

なた「ですね。

   何気に李含は前回登場した長安に逃げ帰った人です」

コトタ「ああ、その人」

なた「というわけで李含を処刑されたことを名目に司馬顒は司馬乂討伐の兵を挙げます。

   司馬穎もそれに呼応して司馬乂を攻めることにしました」

コトタ「はぁ……」

なた「司馬衷は"司馬顒と司馬穎は逆賊だ!討て!!"と司馬乂に勅命を与えます」

コトタ「良かった。

    皇帝は司馬乂の味方してくれてるんですね」

なた「八王の中では唯一の兄弟対決(司馬乂VS.司馬穎)がここに実現したのでした」

コトタ「そう言えば八王以外なら何度もありましたけど、

    八王だと兄弟対決はなかったですものね」

なた「ええ。

   では待望?の兄弟対決は次回に!!」

コトタ「待望ではないですけど!?

    それでは次回の教えて!三国志をお楽しみにー!」

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