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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第7回

なた「今回から賈一族は一切出ませんが、さらに司馬氏まみれになる為、

   名前だけだとぱっと見"誰だっけ!?"ってのが増えると思います」

コトタ「既にかなり多いですしね……」

なた「一応定期的に(司馬昭の弟)だとか(司馬炎の息子)だとか書く様にはしますね」

コトタ「是非お願いします」

 

司馬倫の台頭

コトタ「まあ……そうなりますよね……」

なた「あくまで権力のある場所が賈南風から司馬倫(司馬昭の弟)に変わっただけですからね」

コトタ「司馬炎は皇帝を守る為に皇族の力を強めたのでは……」

なた「それと同時に外戚の力を強めてしまって、ここまで問題が発展しちゃったんですけどね」

コトタ「確かに……」

なた「では本題へ。

   まず司馬倫は相国を名乗ってます」

コトタ「他の王はどうなったのです?」

なた「梁王の司馬肜(司馬倫の兄)を太宰に、淮南王の司馬允(司馬衷の弟)を驃騎将軍にしていますね」

コトタ「あれ?斉王の司馬冏(司馬攸の息子)は?」

なた「ちゃんと協力したはずなのに論功行賞からは漏れて、

   少し経ってから空きが出た将軍位を与えられただけですね。

   しかも宮廷からは追い出されています」

コトタ「ええ……。

    何故そんな差が?」

なた「司馬倫からすれば司馬肜は兄ですし、司馬允に至っては現皇帝の弟ですからね。

   それに比べて司馬冏は本家筋ではないですし?」

コトタ「元々は本家筋だったじゃないですかーーー!!!」

なた「それはまた司馬昭が司馬師の後を継いだ時点まで遡ることになるので……」

コトタ「ですね……」

なた「また司馬倫は建前上司馬遹(廃嫡された司馬衷の息子)の仇討ちで決起したのもあったので、

   司馬遹を復権させて皇太子として改めて葬儀を行っています。

   その流れで司馬臧(司馬遹の息子)を皇太孫としています」

コトタ「司馬遹は少しだけ報われたんですね……」

なた「さてコトタさん、権力を掌握した司馬倫が目指す先はどこにあると思いますか?」

コトタ「司馬……まさか?」

なた「そのまさかです。

   司馬倫は帝位簒奪を考え始めたのです」

コトタ「やっぱりーーー」

なた「で、動いたのが今度は司馬允です。

   恐らく皇帝を軽んじている司馬倫に対して怒ったのでしょう。

   打倒司馬倫!と決起する準備を始めたわけです」

コトタ「今度は司馬倫VS司馬允ですか……」

なた「司馬遹を策謀の道具に仕立てあげた孫秀っていましたよね。

   司馬倫の腹心なのですが」

コトタ「悪い人ですね!」

なた「司馬倫は才能がなかったので、事実上孫秀が政治を取り仕切っていたのです。

   なので司馬允の不穏な動きに対して牽制しようとしたのですが、

   司馬允は先んじて司馬倫を攻めています」

コトタ「司馬允やっちゃえー!」

なた「司馬倫は司馬允の軍を迎撃するも負けまくりでどうにもできません。

   さらに中書令の陳準という人が"司馬允様を応援するぞ!"

   と部下に皇帝旗を渡して、司馬允の陣に送り込んだのです」

コトタ「司馬允側に皇帝旗が掲げられてれば、天下はどちらの味方かはっきりしますしね!」

なた「皇帝旗を受け取った部下は伏胤というのですが、

   司馬倫の手先でしてね」

コトタ「えっ!?」

なた「伏胤は司馬允の陣に入り込むや司馬允を殺害。

   旗印が消えてしまった司馬允軍は崩壊し、司馬倫の勝利で事は治ったのでした」

コトタ「何も治ってないですよ!!!」

なた「反発するものがいなくなった司馬倫は遂に野望を果たします」

コトタ「ああ……」

なた「司馬衷に禅譲の詔を書かせ、司馬倫は皇帝に即位したのでした。

   その時に司馬衷は太上皇という位に上ってましてね」

コトタ「太上皇……」

なた「歴史で上皇って習ったでしょう。

   つまり生きたまま皇位を継がせた皇帝のことですね。

   それの最初が司馬衷だったのです」

コトタ「アジムステップでは習いませんでしたがわかります」

なた「そうだった……。

   で、司馬衷は金墉城に幽閉されてます」

コトタ「いや太上皇でしょう!?!?」

なた「あと皇太孫になっていた司馬臧も殺害されています」

コトタ「何でも有りじゃないですか……」

なた「司馬倫は即位にあたって協力してくれた者全員に爵位を与えるという大判振る舞いをしています。

   それは奴隷や平民にまで及んでいました」

コトタ「めちゃくちゃ過ぎる……」

なた「まあ人望がないですからね。

   さらに言えば才能もないので、誰でもモノや金で釣ればいいって思っちゃったのでしょう」

コトタ「これ何年の話です?」

なた「301年です」

コトタ「全然進んでない!!!!!」

なた「でも歴史は進みます。

   ここで歴史に指名された者がいました」

コトタ「また新しい人……?」

なた「いえ、司馬冏です!!!!!!」

コトタ「おお!司馬攸の息子ならまともそうですね!!!」

なた「というわけで司馬冏のお話は次回に」

コトタ「続きをお楽しみに!!!」

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