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コトタさんの教えて!三国志 八王の乱編 第4回

なた「前回でやっと八王の乱が幕開けしたわけですが」

コトタ「実は既に3人も八王が登場していたとは思ってませんでした……」

なた「というわけでその続きのお話をしたいと思います」

コトタ「今度からは八王が登場したらすぐ説明してくださいね!」

なた「はーい」

 

八王の乱開始

なた「まあ前回の楊駿殺害が発端で既に始まってると見るべきなのですが、

   八王はまだ全員生きています」

コトタ「今回は誰が登場するのやら……」

なた「楊駿が死んだことで朝廷はてんやわんやになったので、

   司馬亮と衛瓘が呼び戻されて、2人をトップに据える方針で話はまとまりました」

コトタ「衛瓘がここで再登場するんですね」

なた「しかし思い出してください。

   衛瓘は賈南風に恨まれております」

コトタ「そう言えば……」

なた「ついでになんですけど、このタイミングで文鴦が死んでいます」

コトタ「えっ」

なた「文鴦の回で話したアレです。

   司馬懿の4男である司馬伷の妻は諸葛誕の娘でしてね。

   息子が東安公の司馬繇と言うんですが」

コトタ「思い出しました。

    諸葛誕は文鴦の父である文欽を殺した経緯があるので、

    それで自分の母(諸葛誕の娘)の一族に対して何かするんじゃないかと疑われて殺されたんでしたよね」

なた「ですです。

   司馬繇は賈南風に通じており、このタイミングで昇進していてですね。

   司馬繇の判断で誅殺や恩賞が行われています」

コトタ「うーん……」

なた「史書にもしっかり文鴦は"無実なのに三族皆殺しにされた"と書いてます」

コトタ「ドロドロし過ぎでは西晋……」

なた「そんな司馬繇も東武公の司馬澹に恨まれていまして」

コトタ「また新しい司馬が出て来た!!!」

なた「司馬繇の兄なんですがね」

コトタ「ええ……」

なた「元々弟の司馬繇は人望も才能もあってですね。

   兄の司馬澹はそれに嫉妬していたと記述があります。

   なので司馬亮に何度も"弟がひどいからなんとかして!"と頼んでいましたが無視されていたのです」

コトタ「弟は立派な人っぽいですものね。

    文鴦のことがあるのでよくわかりませんが……」

なた「しかし上述の様に司馬繇が自分の判断で誅殺や恩賞を与えたことをきっかけに

   再び司馬澹は司馬亮にお願いをします。

   "誣告"と記述があるぐらいなので、司馬澹のでっちあげなのでしょうけど」

コトタ「そこで今度は?」

なた「司馬亮は話を信じて司馬繇を免官し、爵位をそのままに封国に帰すことにしたのですが、

   この時に司馬繇がブチギレて道義に悖る発言をした為、爵位すら奪われて朝鮮半島に流されています」

コトタ「同情していいのかわかりづらい……」

なた「さて司馬亮と衛瓘の話に戻ります」

コトタ「はい、お願いします」

なた「司馬亮は司馬瑋の暴力的な性格を嫌ってましてね。

   司馬瑋から兵権を奪おうと考え、衛瓘もそれに同調しました。

   まあ内情としては賈一族派から完全に権力を奪取する為だったのでしょうけど」

コトタ「司馬瑋は黙ってない?」

なた「ですね。

   司馬瑋と司馬亮らの対立が激しくなってきたところで、賈南風登場」

コトタ「賈南風は当然司馬瑋の味方ですよね」

なた「ええ、そうですね。

   賈南風は司馬亮と衛瓘の免官を計画し、密詔を司馬瑋に与えています。

   "司馬亮と衛瓘を捕縛せよ!"と」

コトタ「でも理由がないんじゃ……」

なた「司馬亮と衛瓘が皇帝を廃立しようと目論んでいた、というタレコミがありましてね。

   そのタレコミ元は衛瓘と対立していた司馬瑋の部下なのですが」

コトタ「明らかに嘘じゃないですかー!」

なた「そして司馬瑋は兵権云々のことで司馬亮と衛瓘を憎んでいましたので、

   "司馬亮と衛瓘を殺せ!"と偽の詔に変えてしまったのです」

コトタ「ええ……」

なた「というわけで司馬亮と衛瓘は死にました。

   が、しかし」

コトタ「まだ何か起こるんです!?」

なた「幽州に飛ばされていた張華という人物がいるのですが、

   楊駿の死の折に中央に戻ってきていましてね」

コトタ「ほほう」

なた「張華の話をすると長くなるので簡単にまとめますが、

   呉征伐の時に大功があって三公への昇進も期待されるぐらいだったのですが、

   後継者争いの真っ只中で司馬攸推ししちゃった為に、賈充派に叩かれてたって人です」

コトタ「そんな人が中央に戻ってきても賈南風の敵じゃないですか……」

なた「それがそうもならずですね。

   張華はまず賈南風に

   "司馬瑋様は独断で2人を殺したのです。このままだと司馬瑋様に権力が集まって、

    皇帝陛下(司馬衷)の立場も危うくなります。処刑すべきです"と伝えます」

コトタ「おっと……?」

なた「賈南風も司馬瑋の増長を恐れていたので、同意しています。

   さらに張華は"司馬瑋が詔を偽って司馬亮らを殺した"と司馬衷に伝え、

   司馬瑋は逮捕され処刑されたのです」

コトタ「そっちもあっさり!?」

なた「ええ。

   そして張華は混乱しきっていた朝廷をまとめあげたという功績で昇進しています。

   賈南風が権力を手中に収めてることに変わりはありませんでしたが、

   それでも国が治っていたのは張華のおかげだったのです」

コトタ「それにしても賈南風はひどいですね。

    次々と自分の邪魔になった人間を殺していってますし……」

なた「ですね。

   ちなみに司馬炎の死からここまでは290年〜291年の話です」

コトタ「密度が濃い!!!」

なた「というわけで続きは次回にしましょう」

コトタ「はい!!

    では次回をお楽しみに!!!」

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