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コトタさんの教えて!三国志 マイナー武将編 第5回 蔡瑁

基本データ

名前 蔡瑁(徳珪)

生没 ?〜?

出身 荊州襄陽郡

正史 本人の伝は無し

親類 劉(甥、娘婿)

 

なた「というわけで今回は蔡瑁さん」

コトタ「ビッグネーム……ってわけでもないですね」

なた「ですね。

   演義では荊州時代の劉備を邪魔する役みたいな存在で、

   曹操に降伏後、すぐに赤壁で周瑜の策略によって処刑されてしまいます」

コトタ「あの周瑜が蔡瑁率いる荊州水軍を脅威と思ったんですよね。

    史実でも蔡瑁の水軍は強かったんですか?」

なた「わかりません」

コトタ「えっ」

なた「記述がないのでわからないのです」

コトタ「水軍を扱ってた記述も?」

なた「ないですね」

コトタ「ええ……」

なた「蔡瑁の一族は襄陽の大豪族でしてね。

   劉表の荊州入りを助けたり、姉が劉表に嫁いだりしたことで、

   荊州での権威を確立しました」

コトタ「ふむふむ」

なた「そして劉表と姉の間に生まれた子が劉なんですが、彼は次男でした」

コトタ「お……?」

なた「長男は劉っていうんですけどもね。

   この兄弟の後継問題に脚色したのが、演義における劉備と蔡瑁の争いです」

コトタ「史実では争いはなかった?」

なた「特にないですね。

   一応、劉備と劉を追い出したやら色々画策したとは記述がありますけどね。

   まあ結果劉が後を継いだので、完全に荊州は蔡一族の手中に収まったと言えます」

コトタ「政治力が高かったんですかねぇ」

なた「いえ、そもそも蔡瑁が色々しなくとも、劉が後継になってたのは決まってたと思いますよ」

コトタ「そうなのですか?」

なた「劉表が荊州に入り、本拠地に定めたのは襄陽なんですが、

   これは完全に劉表が蔡一族の支援を頼りにしていたからです。

   実際、襄陽って荊州のトップ都市ではないですからね」

コトタ「襄陽は荊州の都みたいなイメージでした」

なた「劉表が本拠地にしたことで事実上の治所でしたけどね」

コトタ「つまり劉表としては、本拠を構える程に頼りにしている蔡一族を裏切れない?」

なた「ですです。

   となれば蔡夫人や劉への寵愛が強くなるのも当然ですよね」

コトタ「でもすぐに曹操がやってきた」

なた「ええ。

   そして荊州は何もせず降伏しています。

   この後、劉備の何万もの群衆による逃避行が始まるわけですが、それはまた別のお話」

コトタ「そっちも気になりますけどね」

なた「いずれ話しましょう。

   蔡瑁は曹操と旧知ということもあって、昇進したと記録が残っています」

コトタ「大豪族なら当然ってとこでしょうか」

なた「でしょうね。

   そこで任じられた官職が長水校尉というものなんです」

コトタ「水軍関係……?」

なた「いいえ、元々は長水胡騎という騎馬兵を指揮する隊長でした。

   三国志の時代だとただの名誉職みたいな扱いですね」

コトタ「長水ってのは?」

なた「洛陽のそばにある川の名前です。

   なので、そこから発展して演義では"蔡瑁の荊州水軍は強い"ってなったのかなー、

   と思ってます」

コトタ「ありそうですね」

なた「それでは蔡瑁についてはこれぐらいで」

コトタ「はい!

    次回をお楽しみに!!」

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