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コトタさんの教えて!三国志 無双武将編 第57回 辛憲英

基本データ

名前 辛?(憲英)※諱不明

生没 191〜269

出身 豫州潁川郡?※晋書では涼州隴西郡出身

正史 晋書96巻 列女伝

親類 辛毗(父)、辛評(伯父)、羊祜(甥)

 

なた「今回は無双8の新プレイアブルである辛憲英ちゃん!」

コトタ「可愛いですね!」

なた「ただ何でこの子が選ばれたのか割と意味不明です。

   コーエー的にもプレイヤー的にも

   "女性武将を増やすべき"って意見が一致しているんでしょうけどね」

コトタ「答えは単純ですよ。

    可愛いは正義ですから」

なた「納得しました。

   この辛憲英ちゃん、これまで解説した他の女性(王異除く)や

   関羽の子供達と違って、記述がそれなりにありましてね」

コトタ「関羽の子供達はあえて触れないでいいでしょう!?」

なた「なんとなく……。

   辛憲英ちゃんを端的に言うとアドバイザーです」

コトタ「アドバイザー……?」

なた「まず辛毗ってご存知ですか?」

コトタ「えっと魏の文官でしたよね」

なた「ですです。

   辛憲英の父親でして、辛毗は元々袁紹配下でした。

   官渡の後、色々あって曹操に仕えています」

コトタ「ふむ。

    辛憲英が無双で晋所属なのは、その流れからですね」

なた「魏所属でいいような気もするんですがね……。

   では本題に入りましょう」

コトタ「お願いします」

なた「曹丕が立太子された際、曹丕は大変それを喜びました。

   曹植との後継争いに勝利したわけですから、当然のことではあります。

   しかし辛憲英はその話を辛毗から聞き、溜息をつきながら父にこう言います。

   "立太子されたなら将来を心配すべきでしょう?

    それを喜ぶだなんて、曹丕様を君主に立てて大丈夫なんでしょうか"と」

コトタ「結構手厳しいんですね」

なた「このエピソードは特にアドバイザーらしさはないですが、

   辛憲英が道義を守る人物だってのはわかるかと思います」

コトタ「ですね」

なた「次は正始の変(司馬懿が曹爽から政権を奪取した事件)が起こった時のお話です。

   弟の辛敞は曹爽に仕えていたのですが、司馬懿が動いた後、

   同僚に"共に曹爽様の元へ向かおう"と誘われました」

コトタ「曹爽は皇帝と一緒に城外にいたんでしたっけ」

なた「ええ。

   辛敞はどうしていいかわからず、姉の辛憲英に相談します。

   すると辛憲英は答えました。

   "司馬懿様が動けば確実に成功します。でもあんたは曹爽様の臣下でしょう?

    城内に残るのは臣下のすることではありません。

    今すぐ曹爽様の元へ向かいなさい"と」

コトタ「弟が巻き込まれて処刑するかもなのに!?」

なた「やはり道義を優先したのでしょうね。

   結果、辛敞は主君への義心を評価されて処刑を免れています」

コトタ「あ、アドバイザーだ……!」

なた「季漢(蜀)征伐の頃、鍾会が鎮西将軍に任じられました。

   それを聞いた辛憲英は"鍾会くんは野心まみれだから気をつけなさいね"と

   息子の羊に伝えたそうです」

コトタ「まさか……」

なた「ご存知の通り鍾会は蜀の地でクーデターを起こしています。

   羊は鍾会の副官として従軍していたのですが、

   母親の言い付けをしっかり覚えていた為、

   無事巻き込まれずに帰還できたのでした」

コトタ「言い当てたってことですね」

なた「ですね。

   記述のあるエピソードとしてはこれで全部なのですが、

   弟と息子をしっかり救ってるのが凄いですよね」

コトタ「女性武将の例に漏れず、無双武将らしいエピソードはないですが、

    なかなか面白い人物ですね!」

なた「ちなみに辛憲英ちゃんは191年生まれなので、

   司馬師や司馬昭よりも一回り以上年上なんです。

   つまり晋が建国した時点で75歳ぐらい」

コトタ「お婆ちゃん……ですね……」

なた「まあコトタさんが仰る通り可愛いは正義!

   ですので年齢なんて関係ないです!

   本日はここまで!!!」

コトタ「それではまた次回ー!」

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