September 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

コトタさんの教えて!三国志 無双武将編 第37回 郭淮

基本データ

名前 郭淮(伯済)

生没 ?〜255

出身 并州太原郡

正史 26巻 満田牽郭伝

親類 郭槐(姪)

 

なた「今回は郭淮です」

コトタ「あんまり印象深くない人ですよね。

    無双では常に風邪引いてるような病弱ってキャラ付けされてますが」

なた「まずはそこからですかね。

   えーと、郭淮が記述だけで言えば病気になったのは2回だけです」

コトタ「全然病弱ではないですね、それ」

なた「まあ少し体調悪かったぐらいでは記録されないでしょうから、

   もしかしたら普段から病気がちだった可能性はありますが、

   特にそういった記述もないので、あくまで無双でのキャラ付けでしょう」

コトタ「2回病気になったってのはどんな時なんでしょう」

なた「1回目は夏侯淵が戦死した定軍山でのことです。

   これは病気で従軍できなかった為、郭淮は戦死を免れたとも言えます。

   ただ郭淮が夏侯淵の補佐をしっかりできていれば、

   もしかしたら夏侯淵は死ななかったかもしれないので、なかなか評価が難しいとこですね」

コトタ「郭淮はそんなに重要だったのですか……?」

なた「ええ。その話は後回しにして、

   次に2回目は曹丕が皇帝に即位したときの祝賀会です。

   病気で遅刻してしまってるんですね」

コトタ「あらま……」

なた「それに対して曹丕は

   "禹王が諸侯を集めた時、防風氏は遅刻して死刑になったぞ"とネチネチ責めます」

コトタ「禹と言えば教えて!封神演義で出ましたね」

なた「ええ、その禹です。

   そして郭淮はそれにこう応じます。

   "五帝は徳で民衆を導きました。堯舜の生きるこの時代ならば私は刑を免れるでしょう"と」

コトタ「ん……?」

なた「つまり曹丕は禹王ではなく、それよりも立派な五帝と同じような存在ですよ、とゴマを擦ったんです。

   まあ禹も立派な君主でしたがね」

コトタ「なるほど、わかりやすい」

なた「曹丕はその言葉に気を良くして、郭淮を雍州刺史に任命したりしています」

コトタ「あからさまな人ですね……」

なた「ですね。

   さて郭淮は印象深くないっていうのは大きな間違いで、

   魏軍の西方前線の重鎮と言える存在でした」

コトタ「西って言うと、対蜀ですね」

なた「はい。

   曹操に召し出され漢中征伐に従軍した後、夏侯淵の補佐として現地に残りました。

   その夏侯淵が定軍山で戦死した直後は混乱する軍を取りまとめ、

   張郃に司令官を代行させ、劉備の侵攻を防ぎ切っています」

コトタ「夏侯淵を打ち破った劉備軍を防いだ……」

なた「張郃の補佐をしていましたが、今度は曹真が西方司令官として来たので、

   当然そのまま曹真の補佐となります。

   馬謖の件で有名な街亭にももちろん従軍し高翔を破ったのは郭淮です。

   曹真の次に西方司令官になったのは司馬懿でしたが、

   司馬懿の元でも周辺異民族を手なずける等活躍し昇進しております」

コトタ「夏侯淵、張郃、曹真、司馬懿と名だたる魏の将軍の補佐を続けたのですね」

なた「ええ。

   司馬懿の次は夏侯玄です」

コトタ「えっと……?」

なた「夏侯玄は司馬氏の力が弱ければ、もしくは曹爽が政権維持に失敗していなければ、

   間違いなく大将軍として君臨していた存在で、

   マイナーどころかメジャーな人であって欲しいのですが、マイナーかもしれないですね……。

   曹休、曹真と並ぶ魏軍の武の柱、夏侯尚の息子です」

コトタ「とにかく凄い人ってことはわかりました」

なた「夏侯尚や夏侯玄もいつか語れる時があれば語りたいものです。

   さて郭淮に戻りまして、夏侯玄の元での話ですね。

   曹爽が季漢(蜀)征伐の兵を挙げたのですが、そこにも当たり前ですが参戦してまして、

   結果としては負けたのですが、郭淮が兵を早めに撤退させたので損害が少なく済んでいます」

コトタ「強い武将は勝つだけでなく、負け戦でこそ才能が光るみたいなアレですね」

なた「まさにその通りですね。

   そして夏侯玄に代わって西方司令官となったのが郭淮です」

コトタ「ついにトップになったのですね」

なた「まあ正確に話せば、司馬懿と夏侯玄の間は郭淮が事実上トップを張ってたのですが、

   先ほど触れた曹爽の季漢征伐で夏侯玄が西方に来た為、すぐにトップ交代って感じでしたので、

   やっと本格的に上り詰めたってとこでしょうかね」

コトタ「ふむふむ」

なた「255年に亡くなりましたが、大将軍を追贈されています。

   曹操の漢中征伐に従軍した215年頃から約40年、

   魏の西方の守りに尽力し、貢献した将軍ですし、当然の待遇なのでしょう」

コトタ「死後とは言え、大将軍になった人なのに、

    印象が薄い……」

なた「今は無双武将としてプレイアブル化していますし、

   無双以外でも姜維のライバルポジションとして使える人物なので、

   これからに期待といったとこでしょうかね」

コトタ「ですねー」

なた「では本日はここまで!」

コトタ「次回をお楽しみに!」

pagetop