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コトタさんの教えて!封神演義 第12回

コトタさんのキャラもだいぶ確立してきた気がします。

漫画やアニメの封神演義と違って地味なお話が続くかと思いますが、

頑張って読んでくださいね!!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

なた「冒頭でも触れたように地味な話続いていきます」

コトタ「まあ三国志も正史と演義だと正史は地味ですしね」

なた「ええ。

   では今回のタイトルから……」

 

姫昌、頑張る

コトタ「あの……ふざけてます?」

なた「思いつかなかったんです。

   間違ってないとは思うのでこれでいきます」

コトタ「……」

なた「さて前回、紂王の怒りに触れた姫昌は幽閉されてしまいましたね。

   なんと7年も幽閉されていたそうです」

コトタ「何も悪いことしていないのに……」

なた「すると姫昌を慕う他の諸侯達が"俺達も幽閉しろー!"と言い始めたのです」

コトタ「徳ですね!」

なた「ですです。

   当然紂王は

   "崇侯の言う通りやんけ!でも処刑したらさすがにやばくね?

    諸侯みんな姫昌の味方してるしどーしよーー!"と狼狽しました」

コトタ「ざまあみろですね」

なた「いつも通り紂王嫌いがすごい。

   太公望は姫昌を解放させる為に四臣である散宜生にたくさんの財宝を集めさせました。

   そして散宜生は殷へ向かい紂王に拝謁します」

コトタ「ふむふむ」

なた「散宜生は紂王に対して

   "私は姫昌の使者です。

    王に財宝を贈り、罪の償いとさせて頂きたく参りました"

   と許しを請いました」

コトタ「戦えばいいのに……」

なた「紂王も"わーい!財宝がこんなにいっぱい!姫昌のこと許すー☆"と大喜び」

コトタ「ちょっとイラっとしますね」

なた「ごめんなさい。

   さて姫昌は許され、解放されました。

   しかも紂王によって殷に従わない諸侯を討伐する権限を与えられたのです」

コトタ「そういえば夏の時代、湯が似たような権限を持ってましたね」

なた「ほぼ同じですね。

   ちなみに紂王は姫昌を解放する際に

   "姫昌のことを讒言したのは崇侯だよ"と告げ口したりしてます」

コトタ「紂王って本当クズですね」

なた「ですね。

   姫昌は周に帰国して太公望に天下の未来について語り合います。

   紂王の暴政をどうするべきかと悩みました。

   太公望は姫昌に

   "攻める前に徳をもっと積むのがいいっすね。

    先に動いたらダメっす。殷が滅びる予兆はあるんすから"と助言します」

コトタ「相変わらず軽い太公望……

    既に姫昌の徳は十分だと思うんですがね」

なた「さて姫昌は女を集めて太鼓を打ち鳴らし日々宴会を繰り返します」

コトタ「ええええええええええ???????」

なた「安心してください。

   紂王を欺く為に遊んでるフリをしたんです。

   案の定紂王は"姫昌は反省したようだな!安心安心!"とほっとしてます」

コトタ「何で遊んでるのに反省したと思うのでしょう……」

なた「すっごい徳があって、たくさんの諸侯に慕われてるって事実がありましたよね。

   それを顧みずいきなり愚昧な行動し始めたんですから、

   殷に反逆するつもりはないなって思わせたんです」

コトタ「普通臣下がそんなことしたら怒るもんですが……」

なた「紂王は普通じゃないですしね。

   さて姫昌は紂王を欺きつつ善政を敷きました。

   色々しているのでまとめちゃいますね」

コトタ「お願いします」

なた「1、収穫物等の減税

   2、関所や市場では税の撤廃

   3、漁業の自由化

   4、臣下の世襲を許可

   5、刑罰の連帯責任を廃止

   6、身寄りのない子供や老人の生活保障」

コトタ「えっと……すごい現実的」

なた「姫昌の善政で周の民衆は安定した生活を送ったのです。

   ある時、沼で白骨化した死体が見つかりました。

   姫昌は葬儀を行うように役人に命令をしたのですが、

   役人は"喪主がいないんですが、どうしましょ"と困ります」

コトタ「確かにそうなりますよね……」

なた「姫昌は答えます。

   "天下を擁すれば天下の主だ。

    国を擁すれば国の主でだ。

    つまりこの骨の主は私だ"と言い、

   見ず知らずの死体の葬儀をしっかりと行ったのでした」

コトタ「さすが姫昌!」

なた「えっとコトタさん。

   "湯の徳はもう頂点に達している。鳥や獣にまで至るのだから、まして人ならば尚更だ"

   これ覚えてます?」

コトタ「網を張って祈ってる人の話ですね」

なた「ですです。

   姫昌が無縁仏の葬儀をしたことで民衆は口々に称賛しました。

   "姫昌の徳はもう頂点に達している。死体にまで至るのだから、まして生きている人ならば尚更だ"と」

コトタ「あー!」

なた「姫昌の株価は高騰し続け、

   紂王の株価は底値を突き抜ける勢いで暴落していきます。

   諸侯も民衆も何か揉め事があれば姫昌に判断を仰ぐようになっていました」

コトタ「うんうん、姫昌頑張ってますね」

なた「そして姫昌は朝貢の際、紂王に拝謁し諸侯と共に炮格の刑の廃止を訴えました」

コトタ「そんなことしたらまた幽閉されるんじゃ……」

なた「紂王は炮格の刑を廃止しました」

コトタ「えっ!?」

なた「何でそうなったかはわかりません。書いてないので。

   諸侯に慕われてる姫昌の訴えを聞いておけば、

   支持率低下もある程度は防げるだろうって算段でしょうかね。

   ちょっと今更過ぎるとは思うのですが、

   強大になりすぎて処刑は無理、幽閉も無理になっちゃったんでしょう」

コトタ「もう倒しちゃいましょうよ……」

なた「姫昌は殷の臣下として、紂王に与えられた権限を用いて、

   徳のない諸侯を討伐しました。

   紂王としては殷に従わない諸侯を討伐する権限だったんでしょうけど、

   姫昌は民衆を苦しめる諸侯をどんどん倒していったのです」

コトタ「姫昌さーん!徳のないのは紂王ですよーー!」

なた「あ、崇侯の国も姫昌に討伐されていますね」

コトタ「やった!」

なた「さて太公望が周の軍師となって14年の月日が経っていました。

   既に天下の2/3が周に帰順しています。

   臣下達は姫昌に"今こそ殷を滅ぼしましょう"と進言しました、が……」

コトタ「もう14年も経ってたんですね。

    が……?」

なた「姫昌は断りました。理由はわかりません。

   暴君とは言え、姫昌にとっては殷王朝は主家ですから裏切れないとかなんですかね。

   三国志でも曹操が天下の2/3を手中に収めており、臣下に帝位簒奪を勧められましたが、

   "私は文王(姫昌)たればよい"と答えてます。

   そもそも曹操には簒奪の意思はなかった派ですので、

   この言葉は文王の息子が殷を滅ぼしたように、息子(曹丕)が簒奪するだろうという意味合いではなく、

   死ぬまで主家を支える臣でありたいということだったのかなーって」

コトタ「つまり姫昌も曹操と同じ想いだったと」

なた「順番は逆ですがそういうこと、だと思います」

コトタ「姫昌かっこいいですね」

なた「ええ、まあ……。

   そこらは次回でも少し触れるとは思います。

   というわけで今回はここまで!」

コトタ「いつも以上にいきなりですね。

    では次回の教えて!封神演義で会いましょうー!」

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