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コトタさんの教えて!封神演義 第11回

気づけばもう11回目ですね。

前回、太公望も登場したのでより封神演義らしくなってきた気もします。

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

なた「コトタさん、どうしました?

   元気がなさそうですね」

コトタ「太公望は架空かもってのがショックで……」

なた「国家に認められた二十四史たる史記に記述があるので、

   史実ではあるのですが真実ではないかもしれないぐらいで我慢してください」

コトタ「はい……」

なた「気を取り直して本日のお話見ていきましょー」

コトタ「はーい」

 

姫昌、幽閉

なた「えっと鬼侯という諸侯がいるのですが、

   彼の娘は非常に美人で紂王の後宮に入っていました」

コトタ「妲己の予感……」

なた「ええ。妲己が鬼侯の娘によって自分への寵愛が薄れると想い、

   紂王に讒言をしたのです。

   当然ながら紂王はそれを信じて鬼侯とその娘を処刑しました」

コトタ「駄目だこいつ……早くなんとかしないと……」

なた「この鬼侯の件について翼侯が紂王を諌めたのですが」

コトタ「お、きっと良い人!」

なた「案の定処刑されます」

コトタ「……」

なた「鬼侯と翼侯と同じ地位にあった周侯、

   つまり姫昌なんですが、2人の同僚が処刑されたことを非常に嘆きました。

   そのことを知った崇侯(漫画にも出てます)が紂王にチクったのです」

コトタ「いけ好かない……」

なた「"諸侯は周にどんどん帰順してますし、姫昌は徳が高く民衆に大人気です。

    次男の姫発は勇猛だし、四男の姫旦もかなり賢いみたいですよ。

    早いうちに叩いておかないと殷が危ないかもですぜ"と」

コトタ「そもそも紂王がしっかりしてれば

    姫昌は殷を脅かす存在ではなく有能な臣下なんですよ!!」

なた「御尤もです。

   というわけで姫昌は紂王によって幽閉されました。

   そして殷の人質となっていた長男の伯邑考は紂王に殺されました」

コトタ「ああ……ハンバーグ事件ですね。

    というか人質ですか?」

なた「ですね。

   諸侯が子息を主家に人質に出すってのは割と普通です。

   孫権も曹操(後漢)の元に人質を求められましたし。

   ほら日本だと徳川家康が人質生活してましたよね」

コトタ「なるほど」

なた「伯邑考に関しては諸説が多いです。

   ハンバーグにされたのは封神演義の創作ですが、

   スープにされたってのは史記集解にありますね。

   弟の姫発が有能だったので、

   伯邑考は後継者として選ばれなかったって話もあったり」

コトタ「んーと?

    姫発が後継者になったのは伯邑考が処刑されたからなのでは?」

なた「あくまで私の推測ですが、

   1、長男・伯邑考が人質に出される

   2、姫昌は次男・姫発を後継者にしたかった

   3、でも伯邑考が生きてると姫発を立太子しづらい

   4、んー、もういいや!伯邑考は捨てて姫発を太子にしよう

   5、伯邑考は紂王に殺されたってことにしちゃうか

   こういう流れなんじゃないかなって」

コトタ「ええ……」

なた「というわけで伯邑考は死にました」

コトタ「そんなあっさりと……」

なた「重臣だった鬼侯と翼侯が処刑され、周侯も幽閉され、

   うるさく言う奴もいなくなったので、

   紂王は悪来や費仲という佞臣を重用しました」

コトタ「悪来……典韋の異名ですよね」

なた「その悪来です。大変力持ちだったそうです。

   典韋と違って悪来は国政の中枢にいて讒言を繰り返してます。

   紂王はそれを信じて正しい臣下達を遠ざけたので、

   諸侯はさらに殷を離れたのでした」

コトタ「当然ですよ!」

なた「短いですが今回はここで終わりです。

   次回は姫昌と太公望が大活躍しますよー!」

コトタ「おお、楽しみ。

    では次回の教えて!封神演義をご期待ください!」

 

 

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