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コトタさんの教えて!封神演義 第10回

今回からは時系列に戻って解説していきます。

皆が待ってるあの人物も出て来ますよーーー!!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

コトタ「予告通り時系列に戻るんですね。

    えっと暴君・紂王の残虐非道さの紹介が第7回でその続きですね」

なた「本当紂王嫌いになってますね……。

   というわけで周ができるまでもわかりましたし、

   紂王時代の周、つまり姫昌の動向を見ていきましょうか」

コトタ「はーい」

 

太公望

コトタ「タイトルからわくわくするじゃないですか!」

なた「主人公ですしね。第10回にしてやっと名前が出ましたが、

   その前に姫昌の話をしていきます」

コトタ「早く教えてください!」

なた「そう焦らずに。

   さて姫昌が周の君主となると、さらに諸侯が帰順していきます。

   漫画にも登場する南宮适もこの頃に周へ入りました。

   二虢(姫昌の弟2人)、八士や四臣(南宮适含む)と呼ばれる有能な人物がどんどん集まります。

   後に公となる周公旦や畢公高(どちらも姫昌の息子)、同族の召公奭も姫昌を支えます」

コトタ「知ってる名前が出てきますね」

なた「ですね。

   姫昌が狩猟に出かける時にこんな占いの結果が出ました。

   "渭陽で狩猟をすれば天から送られた王を佐弼する人士を得られるでしょう"と。

   姫昌はそれに従い渭陽へ向かいます」

コトタ「天から送られた……!!」

なた「姫昌が渭陽へ着くと、70歳を遠に過ぎた老人が水辺で釣りをしています。

   この老人の名は呂尚と言い、東海出身の庶民です。

   先祖は堯、舜に仕え、その頃に呂の地に封じられたことから呂氏を名乗りました。

   彼は紂王の悪政による殷の混乱を避け周で暮らしていました」

コトタ「釣りしてる老人ですけど、えっと呂尚さん……?」

なた「姫昌は車を降りて呂尚の元へ駆け寄ります。

   拝礼をし"釣りは好きですか?"と問います。

   呂尚はそしてこう答えます。

   "私は釣りでこの世界の道理を学んでるだけなんで、釣りが好きなわけじゃないっすね"と」

コトタ「なんか軽い……」

なた「姫昌が呂尚の話を詳しく聞きます。

   長くなりますので簡単にまとめると、

   "大きな魚は大きな餌じゃないと釣れない。

    優秀な人材が欲しければ俸禄を惜しむな"ってことです。

   自然の道理と人事の道理は一緒ですよー!と姫昌に伝えたんです」

コトタ「なるほど。

    なんかすごいお爺さんですね」

なた「さらに姫昌が呂尚に

   "天下の民衆に認められるにはどうすればよいか"と問うと、

   "天下は天下の天下っす。王道を極めるといいっすね"と答えます。

   姫昌はそれから呂尚と語り合い、彼のことをどんどん知ります」

コトタ「太公望まだですか……?」

なた「まあまあ、話は最後まで聞きましょうよ。

   さて姫昌は呂尚にこう言いました。

   "太公(姫昌の祖父・亶父)が言っておりました。

    天より遣わされた者が周を興隆させると。

    きっと貴方がその太公が望んだ方なのでしょう"と」

コトタ「えーーーーーーーー!?!?」

なた「呂尚はこれにより自らを太公望と号しました。

   また姫昌は太公望を師父として慕いました」

コトタ「呂尚さんが太公望だったんですね!!!」

なた「ええ」

コトタ「漫画だと太公望の本名は呂望でしたっけ」

なた「確かそのはずです。

   姓は姜、氏は呂、名は尚、字は子牙とされてます。

   名を"望"と改名したという話もあるので、呂望でも間違いではないです。

   ちなみに太公望は羌族の英雄とされていますが、

   後に周から爵位を得ているので異民族ではないはずです。

   周、つまり姫姓も羌族なんだろう、というのをどこかで見ました。

   実際"羌と姜"や"斉"の由来を考えると……。

   ここらへんはもう証明もできないのでスルーします」

コトタ「語りたくてうずうずしてる癖に……」

なた「さて太公望が姫昌の軍師となりました。

   南宮适らも太公望に師事し学び、

   太公望も彼らが有能であるとわかり友誼を深めたと言われます」

コトタ「漫画の南宮适とイメージが違い過ぎますね……」

なた「漫画だと豪快なイメージでしたっけ」

コトタ「ですね!

    そういえば黄飛虎やその一族はどうなってるんですか?

    前回紂王の話の時に聞仲が出てないなとは思いましたが、

    太公望が姫昌の軍師になっているということは次の回とかで出るんですか?」

なた「ん?全員架空の人物ですよ」

コトタ「!?」

なた「太公望も史記に明記されてるので、この特集では史実として扱ってはいますが、

   架空人物の可能性は非常に高いです。

   実在したと断言できるのはえっと……紂王、姫昌、周公旦、

   あとはまだ登場させてないですが姫発ぐらいですね」

コトタ「太公望も架空なんですか!?」

なた「だって殷や周の遺物に一切太公望に関するもの(甲骨文字含む)が出てこないんですもの。

   史記前後の時代になって初めて名前が出てきた存在なんです」

コトタ「史実って一体……」

なた「とりあえず史記等の正史やその他野史の文献通りなら太公望は史実とされてるので、

   実在したと仮定して今後は進めていきます」

コトタ「上に挙げた4人だけでは話が進みませんものね……」

なた「ですです。

   では続きは次回としましょう」

コトタ「かしこまりました。

    それでは次回の教えて!封神演義をお楽しみに!」

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