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コトタさんの教えて!封神演義 第8回

では封神演義の史実について解説していきます!

今回も漫画"封神演義"ではお馴染みの人物がでてきますよー!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

なた「今回と次回は一度時代を遡っていきます」

コトタ「今までの時系列順とは違うのですね」

なた「といってもまあメインは殷王朝の時代ではあるのですがね」

コトタ「はい。では早速教えてください」

 

周建国・古公亶父

なた「さてタイトル通り周についてです」

コトタ「漫画だと姫昌が亡くなってから、姫発が周を建国してますよね」

なた「ええ。

   史実ではどうだったかという部分を話していきます」

コトタ「元々周はあったんですね」

なた「后稷という堯や舜、禹の時代に活躍した人物がいるのですが、

   彼が姫昌の先祖、つまり周の始祖とも言える存在ですね」

コトタ「つまりほぼ伝説上の存在と」

なた「まあそうですね。

   后稷の子孫である古公亶父が領土を周原に遷したので、

   そこから周ができたと言われております」

コトタ「国号の理由ってだいたい地名でしたね」

なた「ですね。では周建国までの流れを簡単に。

   古公亶父は太公とも呼ばれてますが、大変徳の高い人物でして、

   民衆にも愛されておりました。

   当時の殷は帝武乙が治めていましたが、これまた暴虐な君主でしてね」

コトタ「湯の徳は一体どこへ……?」

なた「その為、後の匈奴となる異民族が殷王朝の領土を攻撃したりしたのです。

   亶父は豳の地にいたのですが、当然異民族は豳も攻めます。

   異民族は亶父に財産を要求し、亶父はそれを受け入れて色々渡します」

コトタ「あ、あげちゃうんですね」

なた「そして異民族は調子に乗って、土地と民も要求してきたんです」

コトタ「民……!これは亶父も怒って反撃ですね!」

なた「いや要求を飲んじゃうんですね」

コトタ「えっ!?」

なた「民衆はもちろん怒って戦おうとしてたんですが、

   君主である亶父は戦おうとしません」

コトタ「劉禅……?」

なた「まあ続きを聞いてくださいな。

   民衆のひとりが亶父に問います。

   "亶父様は国のことをちゃんと考えてないんですか?"と」

コトタ「そうですよ!異民族に民が奪われてしまいますよ!」

なた「亶父はこう答えます。

   "国は民の為にあり、民を亡くす為にあるんじゃない"と」

コトタ「おっと……?」

なた「また民衆のひとりが問います。

   "じゃあ亶父様はこの国をお作りになった先祖のことを考えてないんですか!?"と」

コトタ「ですよね。后稷から続く由緒ある国ですものね」

なた「ええ、ですです。

   これに対して亶父はまた答えます。

   "先祖っていうのはあくまで俺個人の話だ。

    俺個人のことで民に迷惑かけちゃダメだろう?

    そもそも民が君主を立てるのは民の利益の為なんだ。

    異民族が豳を攻めてるのは土地と民が欲しいからだ。

    俺が統治するのと、異民族が統治するのに差はあるかい?

    みんな俺の為に戦おうとしてるけど、

    民が死んでまで俺は君主でいたいとは思わんよ"と」

コトタ「徳のある君主さん……ですね」

なた「元より豳と異民族は同じような暮らしをしてたのもあって、

   別に異民族の土地になっても変わらんだろう?って思ってたようですね。

   亶父のこの言葉についての評価は人によって違うと思いますが、

   当時の豳の民衆はコトタさんと同じように考えました」

コトタ「つまり……?」

なた「亶父は一族と共に南下して周原に遷ったんですが、

   そのときに豳の民衆も"亶父様を失ってはいけない!"とついていったのです」

コトタ「劉禅ではなく劉備でしたか」

なた「そこから周は建国され、周辺諸国も亶父の徳を慕って帰順したと言われます」

コトタ「ふむふむ」

なた「亶父はこれまでの異民族と同じ暮らしから、

   中華様式の暮らしを取り入れて民衆の生活を安定させました」

コトタ「徳だけでなく政治面でも有能だったんですね」

なた「ええ。

   さて続きは次回としましょうか」

コトタ「次回は何を?」

なた「えっと亶父の息子達の話をしたいと思います!」

コトタ「時代が封神演義に近づくんですね。

    それでは次回の教えて!封神演義に続きます!!

    またお会いしましょうー!」

 

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