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コトタさんの教えて!封神演義 第2回

封神演義の時代は第何回から始まるのかと思いつつ、

神話時代から書いてしまって少し後悔しているなたちゃんです。

 

今回は神話と史実の中間みたいな存在、五帝について書いていきます!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

コトタ「今回は五帝ですね」

なた「ええ。5人を2回に分けて紹介したいと思います」

コトタ「また凄い人達が出てくるんですね」

なた「一応神話ではなく人の時代ではあるんですが、

   紀元前2900年〜2000年前後の話ですので、やってることは凄すぎるってのは事実ですね」

コトタ「そ、そんな昔なんですね」

なた「はい。早速1人目から見ていきましょうか。

   あ、前回からもなんですが、なるべくわかりづらい単語は現代日本でも通じやすい言葉に置き換えたりしています。

   姓や氏、名や字、号等もぐちゃぐちゃになったりするので、そこらへんもなるべく1つの呼称に統一しますね」

コトタ「わかりやすさ重視ですね!」

なた「ええ、では改めて本題へ行きましょうか」

 

五帝・黄帝

なた「黄帝というと気付く人は多いと思います」

コトタ「ユ●ケルですね」

なた「はい、黄帝が漢方薬の始祖とも言われているのが由来だそうです」

コトタ「ほほう……」

なた「さてそんな黄帝は軒轅という名前なんですが、

   ここではもう軒轅が黄帝になる前から黄帝で統一したいと思います」

コトタ「わかりました」

なた「まず黄帝のお母さんと神農氏のお母さんが同じ一族なので、

   黄帝と神農氏は親戚でした」

コトタ「ふむふむ」

なた「ただこの神農氏っていうのは最初の神農そのものなのか、

   神農氏一族なのかがはっきりしないので、どこがどう親戚かよくわかりません」

コトタ「まあ色々説があるってやつですね」

なた「神農氏の治世は続いていたのですが、

   ある頃から蚩尤氏等諸侯が神農氏の言うことを聞かなくなり、

   諸侯同士で争うようになりました。

   しかし神農氏は彼らを抑える力がもうなかったのです」

コトタ「チーターが衰えてる……!」

なた「黄帝は服や舟を発明したり、牛馬を使って荷物を運ぶことを始めたり、

   門を作って賊から民衆を守り、弓矢を作ったとも言われています」

コトタ「あ、新たなチーターが生まれたんですね」

なた「黄帝は自国がある程度治ったら、服従しない諸侯の国をどんどん倒しました。

   そして2人の実力者を残してみんな黄帝に心服したのです」

コトタ「2人……」

なた「まずは神農氏です。

   黄帝は野獣の軍隊を率いて神農氏と三度戦い勝利しました」

コトタ「急にまた神話っぽさが……」

なた「ええ。まだ神話っぽさは続きます。次は蚩尤氏です。

   黄帝は諸侯を集めて蚩尤氏を倒そうとしますが、彼はとんでもなく強かったのです。

   蚩尤氏は金属で兵器や武器を作ったと言われてます」

コトタ「チーターにとっても強敵……」

なた「ここで出てくるのが史料によって違いますが応龍だったり西王母だったり神話的な存在です。

   彼(彼女)らの輔けで黄帝は蚩尤氏に勝ったのです」

コトタ「黄帝の天下というわけですね」

なた「はい。ちなみに神農氏と蚩尤氏は同一人物とされてたりするので、いつも通りよくわかりません」

コトタ「……」

なた「黄帝は諸侯を全て支配下に入れ、神農氏に代わり帝王となったのです」

コトタ「ふむふむ」

なた「本来はこのタイミングで黄帝と呼ばれたんですね。

   ちなみに諡号として黄帝ではなく生前に号してたと思われます」

コトタ「諡号……。亡くなってから贈られる名前みたいなものですね」

なた「はい。まあ三国志だと曹操の武帝というのが諡号ですね」

コトタ「なるほど」

なた「黄帝がしたこと全部書くと今回の記事が終わってしまうので、

   黄帝という凄い人が天下をとって、その後も色々凄いことをしたぐらいで大丈夫です」

 

五帝・顓頊

コトタ「黄帝という凄い人がいて次はえーと顓頊(センギョク)さんでしょうか?」

なた「ですね。顓頊は黄帝の孫にあたります。

   史料によっては少昊という黄帝の息子を五帝とするものもありますが、この講座ではスルーします」

コトタ「三皇五帝でググったら色々でてきますもんね」

なた「まあ史記の通りの五帝で紹介していくって感じです」

コトタ「わかりました」

なた「顓頊も色々しているのですが、暦を作ったというのが一番大きいでしょうか。

   正月と年始の概念を作ったのも彼です」

コトタ「もうチーターじゃないと帝王にはなれない世界ですね」

なた「まあ間違ってもいないですね。

   顓頊の死後、共工氏が叛乱しましたが、少しして倒されます。

   それを倒したのが次の五帝である嚳です」

コトタ「スピードアップしましたね」

なた「黄帝が長かったので……」

 

五帝・嚳

なた「というわけで嚳(コク)ですね。

   彼は黄帝の曽孫ですが、顓頊の子ではないです」

コトタ「どんな人なんですか?」

なた「生まれた時から自分の名前が言えたそうです」

コトタ「えっと……」

なた「嚳は顓頊の曽孫である重黎を瑞祥きっかけで祝融と名付けたりしてます」

コトタ「三国志演義の祝融の元ネタですか?」

なた「祝融の元ネタもたくさんあるので何とも言えませんが、元ネタの一つでしょうか。

   その祝融は共工と戦ったり、共工はそもそも祝融の子供とされる説もあったり……」

コトタ「そういえば共工って?」

なた「四罪という中国神話における悪いことをした人達の1人で洪水を起こす神とされてるのですが、

   女媧氏の時に書いてませんが、女媧氏と戦ったりもしてて、その時に祝融とも戦ってるんですよね」

コトタ「洪水が起こる度にそれを共工氏という存在に置き換えたとかですかね」

なた「まあ史実的にいうとそうかもしれないですね。

   あと四罪はコキュートスにいるユダとブルートゥスとカッシウスみたいな認識でいいかと」

コトタ「それをわかりやすいと思うかは微妙ですが……」

なた「祝融と共工の話は置いといて、嚳に戻りましょうか」

コトタ「はい」

なた「嚳も時節を作ったり、祖先を祀ったりしてるのですが、

   とにかく立派な人だった的な記述が多いですね。

   そして嚳が死にました」

コトタ「えっ!?」

なた「嚳の長子である摯が後継ぎとなりました。

   摯の弟である放勲は唐の地に封じられ唐侯と呼ばれます」

コトタ「摯と放勲、どっちかが次の五帝ですね」

なた「その通りです。

   摯は能力が低かったので父から継いだ国を衰退させてしまいました。

   しかし放勲は能力が高く徳に溢れていたので封地である唐を栄えさせ、

   諸侯も放勲こそが嚳の後継者だと言い始めたのです」

コトタ「弟に負けるってのは悔しかったでしょうね……」

なた「しかしそこは嚳の子です。

   摯は諸侯を連れて唐へ行き、弟である放勲に臣下の礼を取ったのです」

コトタ「つまり放勲が嚳の後継者として天下の主になったと」

なた「ですです。

   放勲は天の意思を受け入れ、兄から位を譲り受けたのでした。

   そう、それが中国史上、聖君と名高い堯です」

コトタ「さすがに聞いたことありますね!」

なた「というわけで次回は堯ともうひとりの五帝を紹介しますね」

コトタ「はーい。

    次回の教えて!封神演義をお楽しみに!!」

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