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コトタさんの教えて!封神演義 第1回

週刊少年ジャンプでかつて連載していた人気漫画"封神演義"が再びアニメ化されましたので、

その人気に肖って突如始まったこの企画!!

"コトタさんの教えて!封神演義"です!!!!!!

 

※コトタさんは声を出しませんので筆談形式と思ってください。

 

コトタ「また中国史絡みの新企画ですか……」

なた「はい……」

コトタ「FF14要素が私の存在しかなくなってる気がしますがいいのでしょうか」

なた「もうそんなのは数ヶ月前からなのでこの際気にしてません!」

コトタ「そうですか……」

なた「というわけで新企画ですが、冒頭でも書いている通り、

   藤崎竜先生の人気漫画"封神演義"の再アニメ化を記念して、

   史実から見た封神演義について解説していきたいと思います!」

コトタ「封神演義の史実……。

    まあ確かに宝貝とか仙人だとかフィクション要素満載ですもんね」

なた「ええ。封神演義自体は商から周への易姓革命の時代を

   ベースに仙人や妖怪達が戦うといったフィクション小説です」

コトタ「商から周の易姓革命は史実だったということですね」

なた「はい。その辺りを語っていくコーナーです」

コトタ「わかりました。では始めてください」

 

神話時代

コトタ「史実はどうしたんですか。神話だなんて」

なた「史実かどうかはわかりませんが、ざっと中国神話の流れを話していきたいと思います」

コトタ「ふむ…」

なた「まあ完全な神話って時代から、

   そんなことが本当にあったんだろうなっていうような時代を経て、

   史実と言って問題ない史書に残る時代(易姓革命前後)ってなるので、どうしても避けられないんです」

コトタ「易姓革命は史書に残る時代なんですよね?」

なた「ええ、もちろん」

コトタ「神話についてはどうなんですか?」

なた「史記や資治通鑑外記等で三皇五帝については触れられてますし、

   それよりもさらに古い盤古神話も載ってたりしてます」

コトタ「神話だけど歴史書に載ってる……」

なた「まあ細かいことは置いといて本題いきますね」

コトタ「あ、はい」

なた「まずは盤古神話というのがあります。

   だいたいどんな神話もこの世界ができた経緯から始まるんですが、

   盤古は空も地面もぐっちゃぐちゃ、つまりカオスなところで生まれたんです」

コトタ「混沌ですね」

なた「はい。混沌です。

   盤古が生まれてから空と地面がまず分離しました。

   そして空はどんどん高くなり、地面はどんどん分厚くなり、

   盤古自身も日々大きくなっていきました」

コトタ「神話はスケールが大きいですね」

なた「ですね。

   その盤古が死んだ時、身体が山になったり、血液が黄河や長江になったり、

   汗は雨になったり、盤古の体にくっついていた虫は人間になったりしたのです」

コトタ「まさに盤古によって世界が生まれたんですね」

なた「その後出てきたのが天皇(てんこう)、地皇、人皇です」

コトタ「ほうほう」

なた「天皇は最初に人類のトップに立った一族です。

   13代18000年統治していたと言われています(史料による)」

コトタ「長い……」

なた「地皇は天皇の次にトップとなりました。

   昼と夜で1日、30日で1ヶ月というのを決めたのも地皇さんの一族で、

   こちらは11代11000年の統治期間があったとかなんとか(史料にry)」

コトタ「まさに神話らしい神話ですね」

なた「そして人皇ですが、9人兄弟だったり156代45600年だったり色々書いてます。

   全員300歳まで生きたとか、もう仰る通り神話ですね」

コトタ「ふむふむ」

なた「さて人皇の後は五劉氏をはじめ燧人氏や中央氏、驪連氏、有巣氏、葛天氏等が継いでいきました。

   燧人氏は人に火を使うことを教えたと言われてますし、

   有巣氏は木で家を作ることを教え、葛天氏は布や糸の作り方を教えたとされております」

コトタ「そういうテクノロジーの発祥を神話に組み込んでいったんですね」

なた「その通りです。

   燧人氏は人皇と同一視されてたりしますし、盤古からここまでで108万年という説もあります」

コトタ「なんでもありですね……」

 

三皇

なた「そして三皇ですが…その前に、

   えっと燧人氏の後を継いだのが伏犠氏だったり、

   女媧氏の後を燧人氏達が継いだというのもあるので、

   ぶっちゃけ神話なのでどれが正解とかわかんない状態です。

   書いた人の数だけ神話があるみたいな感じと思ってください」

コトタ「はい。気にしないようにします」

なた「さて名前を挙げたまず伏犠氏ですね。

   漫画"封神演義"ファンなら反応できる名前かと思います。

   彼は三皇のひとりとされ、体が蛇、頭は人間という異形でした」

コトタ「三皇は3人のすごい帝王ってことですよね」

なた「ええ、三皇の認識はそれでいいです。

   そして彼は今後も頻出する"徳"があった存在だったんです」

コトタ「徳……」

なた「伏犠氏のいた都には龍が現れるという瑞祥(おめでたいこと)があったので、

   龍と着いた官名を作ったりしました。そもそも官名を最初に作ったのも伏犠氏です」

コトタ「なんか神話と歴史の融合って感じになってきてますね」

なた「当時の人間は所謂原始人みたいな生活をしていましたので、

   家畜を飼うこと、縄を作って漁業をすることを人々に教え、

   結婚という制度、弦楽器を作りました」

コトタ「原始人の世界でそんなのチーターじゃないですか……」

なた「鳥や動物の姿や星や森を見て縄を使って記号みたいなものを作り、

   それで約束事やらを記録するようにしたりもしてます。

   ただそれだけじゃ足りないので文字まで作っちゃいました」

コトタ「凄すぎる」

なた「当たるも八卦、当たらぬも八卦の"八卦"を作ったのも伏犠です」

コトタ「全ジョブカンストしてるメンターでレジェンドみたいなものですね」

なた「まさにそんな感じです」

コトタ「何とか頑張ってFF14要素を絡めていきますね……」

なた「ありがとうございます。

   んで伏犠氏が死んでから継いだのが女媧氏です。

   女媧氏は漢代以降だと伏犠氏の妹だったり奥さんだったりと記述があります。

   また彼女も伏犠氏と同じ人首蛇身の異形でした。

   彼女は管楽器を作ったぐらいしかないので、易経では伏犠氏の次は神農氏となったりしてます」

コトタ「女媧さんも封神演義ファンが反応しますね!」

なた「ええ。そんな女媧さんが人間を作ったという神話もあるのですが、

   少し表現が微妙な内容もあるのでスルーしておきます。

   というか女媧が人間を作った神話をここで採用するとここまでの話がよくわからなくなるので」

コトタ「ですね」

なた「女媧氏の後は……というか伏犠氏を継いだいくつかの氏の最後である無懐氏の次が

   神農氏です。彼は体が人間、頭は牛という異形で、火徳の帝王なので炎帝と称しました」

コトタ「火徳?」

なた「そこらへん説明すると長くなるので五行説でググってください。

   今後も出てくると思いますので。

   ちなみに伏犠氏を継いだ帝王達は木徳の帝王ってことになります」

コトタ「(五行説を調べた様子)なるほど」

なた「神農氏は農業を人々に教えた存在です。

   あらゆる食べ物や飲み物を口に入れても大丈夫か検証したとも言われてます。

   1日に70回も食中毒になったという話まであります」

コトタ「想像したらとっても可哀想です……」

なた「さらに薬を作ったのも神農氏です。

   市場で物々交換をするというシステムを作り上げたのも彼だそうです」

コトタ「彼もまたチーターだったんですね」

なた「ですねえ。

   ここまでの伏犠氏、女媧氏、神農氏が三皇という神話時代の帝王達でした。

   さて三皇の後に続くのが五帝ですが、そこは次回解説したいと思います」

コトタ「では次回の教えて!封神演義で会いましょうー!」

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